三国志
33・34・35・36巻、読完了しました。 ネタバレします。 夏侯淵は玄徳に襲い掛かるがあと一歩のところで届かず。最後は黄忠に斬られる。 その死は魏軍に伝えられた。 曹操はじめ夏侯淵を兄弟としてきた仲間たちの慟哭は地を震わせる。 ところで、前にも書いた…
夏侯惇だけは甲乙つけがたい。 30巻の途中から31・32巻 ネタバレします。 はい、30巻の途中からです。 この前まで義兄弟だった孫権と玄徳の戦いが始まる。 曹操の方は漢中へ。 宗教国である。三国志の国々あまりにも特徴はっきりしすぎてて面白すぎ…
28・29・30巻の途中までです。 ネタバレします。 曹操は執拗に攻撃してくる馬超を罵りひねり潰すのだと叫ぶ。それほど馬超の憎悪と力は凄まじかったのだ。 が、許褚は猛り狂う曹操を押しとどめて小舟に乗せ逃げ延びた。 ここは横山版で私がもっとも曹操✖…
25・26・27巻です。 ネタバレします。 猛き曹操の暫しの憩いの相手は夏侯惇である。 横山『三国志』と対抗するようにキャラクターが違う本作だが夏侯惇だけはほぼ同じイメージで描かれているように思える。 忠義というよりも強い家族愛として曹操を見…
21・22巻です。 ネタバレします。 公徳は父・玄徳が「天下人」であると感覚で知る。 賈詡は逃げ散らす玄徳を「道化師」と称して嘲笑った。 この凄まじい逃亡の中で糜夫人亀研は阿斗を守って死んでしまう。阿斗を受け取った公徳と阿斗の母親である甘夫人…
19・20巻となるでしょう。 ネタバレします。 袁家の生き残りはあっさりと殺されてしまう。 そして郭嘉の死が近づいていた。 曹操は郭嘉の死など眼中にないが如く話し続ける。曹操は郭嘉に烏丸族の王となることを願っているのだ。 郭嘉もまたその夢があったか…
17・18巻です。 ネタバレします。 本作『蒼天航路』は横山『三国志』を意識して反抗的に描かれているのではないかと思う。 横山『三国志』で劉備玄徳が曹操のようにではないように生きてきた、というように横山『三国志』に似ないよう創作されているので…
15・16巻です。 ネタバレします。 『三国志』ビジュアル的には横山版しか知らない自分が一番驚いたのは趙雲かもしれない。 曹操美形なのは同じだし玄徳はむしろ文献で知った通りなのでいいのだけど趙雲は実は美形と聞いてはいたもののあまりの違いに戸惑…
13・14巻です。 ネタバレします。 横山版ではほとんど描かれなかった玄徳の妻子との触れ合いを見る。 玄徳曹操から離れる。 逆に横山版であった曹操と玄徳との親し気な交流はなかった?ように思われる。 さらに逆に曹操と荀彧・郭嘉とのいちゃいちゃは頻繁に…
11・12巻行きます。 ネタバレします。 小柄で傷だらけの将・楽進に荀攸は付き従いながら兵法を教えた。 敵は張繍、軍師は賈詡である。 賈詡は曹操を己の手で殺めるという昂りを感じたもののそれは曹操の策の内だったと気づかされ愕然とする。 曹操は楽進の揺…
9・10巻です ネタバレします。 呂布は悲しい。 どこへ行っても悲しい。それはわかった。 そして天子・劉協は曹操の手に落ち許都へ遷都する。 呂布は玄徳のいる徐州下邳城に迎え入れられる。 ふむ。あの張飛が泥酔して城を奪われてしまう大失敗の箇所だが、…
7・8巻です。 ネタバレです。 この呂布はどうなんだろう。 横山版呂布は面白くて好きだったけどこちらの呂布は強すぎるだけになんか気の毒でかわいそうな気がしてくる。 つまり脳筋で考えがない、ということなのだろう。 横山版では呂布の頭脳明晰でしかも…
正直に言っていいでしょうか。 横山版では玄徳より曹操が好きだったけど『蒼天航路』では曹操より玄徳が好きな気がします。 ・・・アマノジャクか。 5・6巻の内容です。6巻から李學仁が原作から原案になっています。 ネタバレします。 こちらの劉備玄徳。か…
なにかまだ不思議な世界を覗き込んでいる気がしています。 ネタバレします。 宦官は男性器を失った者なので性交は不可能なもののその性欲が失われるものではない。そのために女性をいたぶることで満足を得る者がいる、というのは中国後宮ドラマ『如懿伝』で…
とうとう読み始めました『蒼天航路』 ずっと読まねばと思ってはいたのですが横山『三国志』が好きすぎてどうしても続けて読むことができなかったのです。 先日再読も完了してどうやら吹っ切れたようです。 曹操を主人公とした本作(横山『三国志』もほとんど…
ネタバレします。 三国志英雄たちがいなくなりここからわずかに姜維ひとりが魏と蜀両方を相手にもがき続ける煉獄のような状況となっていく。 もう事細かに記すことはせずに残りの時間を見て行こう。 楊儀は出世できずに不満を噴出し魏に走ろうかと口走ったた…
ねたばれします。 魏延は怒っていた。葫蘆谷に司馬懿を追い詰めろと命じられその結果司馬懿もろとも焼き殺される計画だったことを魏延は見抜いていたのだ。 それが事実である以上孔明に正当な弁明はできなかった。 魏延に問い詰められた孔明は馬岱が手違いを…
ねたばれします。 ここで登場するのが木牛流馬。 以前火を吐く木獣がすでに活躍したから驚くことはないだろうがこの時代にこうしたからくり道具が登場するのが三国志の面白さのひとつでもある。 いっこうに動かない司馬懿率いる魏軍相手に孔明は動き出す。 …
ねたばれします。 剣閣に郭淮孫礼の魏軍が現れ、孔明の居場所に上邽の魏軍が押し寄せてきた。 これが先日楊儀と孔明が決めた兵士交代日と重なってしまう。 しかし孔明は兵士たちの信義を無下にすることはできないと楊儀に申し付けた。 兵士たちは孔明の思い…
ネタバレします。 司馬懿との賭けを楽しみにしていた曹真だが結果は司馬懿の勝ち。 孔明は蜀軍を司馬懿のいる箕谷だけでなく曹真が陣取る斜谷にも気取られぬように近寄っており曹真はもう少しで捕獲される寸前で司馬懿軍に保護された。 だが曹真は矢傷を負っ…
9ページのこの月、なぜ模様があるんだろう?横山先生の月いつも真っ白なのに? 流行りだったのかな。 ネタバレします。 孔明が守りを固めて動こうとしなかったのは司馬懿軍の目を引き付けておいて武都・陰平の両郡を攻めるためだった。 それに気づいた司馬…
ねたばれします。 魏の将費耀は姜維の寝返りを疑っていたものの事の成り行きで姜維を信じて進むとそこに姜維が現れ「曹真と思っていたら費耀か。鶴の罠に鴉がかかってしまったか」と言い放つ。 ここでやっと費耀はやはり姜維の寝返りの手紙は罠だったと知る…
ネタバレします。 趙雲が殿を務めたと聞きその帰りが遅いのを案じていた孔明は到着の報を受けて喜び迎えた。 黄金と絹を贈ると言う孔明に趙雲は「やがて冬ともなればなにかと物不自由になりまする。諸軍勢に少しずつでも分かち与えてほしい」という。これを…
が、街亭の戦いです。『三国志』辛い話の一、二を争うのではないでしょうか。 ねたばれします。 一は「関羽の最期」ですがこの「街亭の戦い」はなあ。 横山版は細かい描写がないのでなぜ孔明があれほど馬謖に惚れ込んでしまいなぜそれほど惚れ込まれた馬謖が…
ネタバレします。 孔明は姜維そっくりの兵士を使って天水城に潜む夏侯楙はじめ太守たちをも信じさせ姜維が蜀軍に降り自分たちを攻撃してきた、と思い込ませてしまう。 そして本当の姜維が立てこもっている冀城を取り囲む。 突然籠城した姜維軍は食糧が乏しい…
姜維が好きです。 ネタバレしますので注意を。 孔明の北伐は新魏帝・曹叡の知るところとなり大いに怯える。 夏侯楙が名乗りをあげ長安へと向かった。 一方の孔明軍では趙雲がまたも孔明に年寄扱いされてしまったことに苛立ち過剰な奮戦を行う。 趙雲の強さは…
心から孔明お疲れ様です。 ネタバレしますのでご注意を。 孟獲は烏戈国の兀突骨に身を寄せる。 兀突骨は藤甲軍という山藤を使った強靭な鎧甲を身に着けており矢や刀も通さない。 兀突骨大王は孟獲ら一行に野趣あふれるご馳走をふるまい助力を惜しまなかった…
ネタバレしますのでご注意を。 孟獲・孟優兄弟は次に禿竜洞の朶思王に助力を頼む。 禿竜洞は西洱河より南数百里の奥地の山岳地帯にあった。朶思王は自分の国でなら蜀軍を打ち倒せると伝えてきた。 孟獲孟優を招きいれた朶思王は通り道を塞ぎもう一つの道を蜀…
ネタバレしますのでご注意を。 馬岱登場。 なんか嬉しい。 薬と食糧を運んできた馬岱はそのまま孔明の指示で蛮軍の補給路を断つ。 向かった河は恐ろしい毒河だったが地元民からの情報で夜になり水が冷えれば船か筏で渡ることができると知る。 馬岱軍は情報通…
ネタバレしますのでご注意を。 冒頭、呉の重要な城・濡須城を守る朱桓について語られる。27歳の若き武将が自信満々に魏軍からの防御攻略を論じる。 あまりにも尊大なので失敗談かなと思っていたら計画通りに魏の曹仁軍をやっつけてしまったので驚きだった。 …