ガエル記

散策

男性

『 スタンドアップ』ニキ・カーロ

wowowオンデマンドにて鑑賞。2005年製作映画でシャーリーズ・セロン主演という華やかさでありながらまったくタイトルすら知りませんでした。 もちろんそれは私が「知らなかった」というだけの話ですがもう少し話題になってもよさそうだと思ってしまいます。 …

『陰陽師』岡野玲子 その2

さて続きます。 岡野玲子著『陰陽師』ネタバレしますのでご注意を。 上の画像が岡野著オリジナルキャラクター「真葛」です。 私は原作未読なので夢枕獏氏がそのあたりどう書かれているかは知らないのですが岡野『陰陽師』の紹介でそう書かれており、晴明・博…

『ずっとお城で暮らしてる』ステイシー・パッソン、そして『ミーシア』吉野マト

日本未公開でwowowにて初放送という映画作品です。 以下ネタバレしますのでご注意を。 「暴力」を描いた作品です。 感想を書こうとしてなかなか書けずにいた時に別のマンガ作品を読みました。 shonenjumpplus.com とても魅力のあるマンガですがかなり粗削り…

『タリーと私の秘密の時間』ジェイソン・ライトマン

とても巧く作られた映画でした。テーマがありアイディアがあり主演のシャーリーズ・セロンは相変わらずの素晴らしい役作りと演技でした。観始めたら引き込まれて観てしまう映画だと思います。 ネタバレしますのでご注意を。 かつてはメリー・ポピンズが魔法…

『アンダードッグ 二人の男』イ・ソンテ

マ・ドンソク目的で鑑賞。実はマ・ドンソク初鑑賞です。 つまらなかったら途中でやめようと思っていたのですが、意外にもとても面白く最後まで観てしまいました。 後で知ったのですがドンソクさんではなくもう一人の「男」であるジニルを演じたミンホさんが…

『ハイヒールの男』チャン・ジン

これもまた見ごたえある面白い映画でした。冒頭のアクションシーンは切れまくってかっこいいです。 ではネタバレしますのでご注意を。 たったひとりで軽やかにヤクザどもをのしてしまうほどめちゃ強い刑事が実は女性になりたいという願望があったら、という…

『JSA』パク・チャヌク

実に久しぶりに観たのですが、あまりにも素晴らしく、面白くて驚きました。 初めて観た時は「韓国映画も面白いものがあるのだな」的な感想だったように記憶するのですが今これを観ればそんな偶然の産物ではない技術と哲学を感じることができます。 なんとい…

『王の涙-イ・サンの決断- 』イ・ジェギュ

なんとはなしに選んだ映画でしたが昨日の映画とチョン・ジェヨンつながりでした。 本作も韓国映画の本領・凄みのある復讐劇と言いましょうか、これでもかという究極の怨念を美しい映像で物語っていきます。 何度も言いますが現在技術も精神力も韓国映画のク…

ぼーずチャン・グンソクがかわいい『楽しき人生』イ・ジュニク

イ・ジュニク監督作品鑑賞週刊、初鑑賞は最後になります。これ以降はもう再鑑賞となるか新しい日本版が出るか、韓国語版を観るか、ですね。 ふつうなら本作鑑賞の目的はチャン・グンソクでしょう。有名になった『美男ですね』より数年前の彼なので初々しく素…

『ミッドサマー』アリ・アスター

怖く面白い、という噂を読んでから物凄く期待していましたが、思ってた以上に凄かったです。 以下、ネタバレしますのでご注意を。 この映画を観てから「日本で作ったら・・・」と考えようとしたのですが古い伝統を守り続ける田舎に見知らぬ者が訪れてという…

『ザ・クラウン シーズン3』「助けてください、と言えたとき、あなたは自立している」

第7話「月の正体」—安冨歩教授が言われる「助けてください、と言えたとき、あなたは自立している」という話でした。 とても素晴らしい一話だったと思います(ほとんどこればっか言ってる気がしますが) ネタバレしますのでご注意を。 これまでもフィリップ…

『レッドタートル ある島の物語』マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

昨日一度書いてあげていたのですが、考えが変化して書き直します。 もともとの文章はこの作品の技術の高さを褒めていたのですが、作品を好きになるかどうかはそこではない、と思い直しました。 先日観た台湾アニメ作品『幸福路のチー』とは比較にならないほ…

『日本人と日本文化』司馬遼太郎・ドナルド・キーン対談「ますらおぶり」と「たおやめぶり」

日本人と日本文化―対談 (中公文庫) 1996 1996年・平成8年の対談集です。 司馬さんとキーンさんは生まれた年も一年しか違わずお二人とも戦争に行かれているために「戦友ですw」と言われているのが面白い。確かにまかり間違えばこの対談はなかったかもしれな…

『王妃マルゴ』萩尾望都 再再再読

時折ちょこちょこ読み返してはいるのですが今回結構読んでしまって「やっぱりすごい」と唸ってしまったので感想を書いてみることにします。 ネタバレしますのでご注意を。 全8巻ですが、物凄く濃密な内容です。一般的なマンガ作品なら50巻以上は軽くいってし…

『消えゆくY染色体と男たちの運命 』黒岩麻里

www.amazon.co.jp 2014年発行著書なのですでに6年が経っています。その間になにか違った発見があったかどうかは私は知らないのですがとても興味深く面白い本でした。 Y染色体とは男を男たらしめる染色体なのですが、昨今このY染色体が退化し続けていてついに…

Ali Morizumiーアリ・モリズミの魅力

ホムンクルス - THE DAVE FROMM SHOW 陰謀コーナー ベスト・セレクション 相変わらずアリとデイブの陰謀コーナー観続け聞き続けています。 デイブさんのかっこいい低い声の魅力と陰謀知識に聞き惚れますが、アリ・モリズミさんの魅力に好意を持つだけでなく…

タニシ長者とハマグリ女房

人間と動物、というか人間でないもの、との話がとても好きです。なので狼男の話を書いたりしたわけですが。 さきほどツイッターで「タニシ」という文字を見て突如「そういえばタニシの昔話があったよなあ」と思ったのですがどういう話かは思い出せず検索して…

おたおたする男ー萩尾望都ー

萩尾望都の魅力的なキャラと言えば、無論最初に出てくるのは『ポー』のエドガー『トーマの』のユーリやオスカーなどクールで大人びたイメージのものでしょう。 初期中期の男性キャラはそうした知的で落ち着いたかっこよさに惹かれたものですが萩尾氏の後期に…

『ロバと王女』ジャック・ドゥミと「星の素白き花束の・・・」山岸凉子

邦題が珍しくシンプルですが実際は『Peau d'âne』でそのまま『ロバの皮』なのでこれでもやっぱりちょっと違う感は否めないのです。『ロバと王女』ではロバと王女になにかが起きてしまうようですが王女がロバの皮を被って行動する話なのでむしろ 『王女はロバ…

『ディリリとパリの時間旅行』ミッシェル・オスロ

とても一言では言い表せない美しさと感動を描き出したアニメ作品でしたが同時にやりきれない悲しみも感じられました。 多くの人々、特に「普通の日本人たち」に観てもらいたい作品です。 以下ネタバレになりますのでご注意を。 アニメの美しさはもう観ていた…

プロフェッショナル選「宮崎駿スペシャル “風立ちぬ”1000日の記録」

プロフェッショナル選「宮崎駿スペシャル “風立ちぬ”1000日の記録」を観ました。 『風立ちぬ』は以前何回か鑑賞しておりいつかは忘れましたがブログ記事を書いたりもしたと思います。その時ははて何と書いたのでしょうか。「面白かった」と書いたのでは…

『羊たちの沈黙』ジョナサン・デミ

もう何度も観てきた映画なのですが、また観てしまいました。というか観終わってもう一度観たい気持ちが渦巻いています。あまりそうそう観返すのも気が引けるのですが。 何故この映画をそんなにも観たくなってしまうのでしょうか。 本作はまずはレクター博士…

アイドルと普通女子、どちらを選ぶ?

昨日ツイッターであるマンガ家氏が自作品の説明をしていました。 「このマンガは主人公少年の成長を描いたものです。最初はダメな奴だったのが様々な出会いと経験の中で学んでいきます。彼は女性アイドルタレントと同級生の女の子を好きになるが最終的に同級…

『秋津温泉』吉田喜重

先日『炎と女』『嵐が丘』で興味を持ちました吉田喜重、u-nextにはこれのみありました。 『秋津温泉』というシンプルなタイトルは原作小説そのままなのですが今であればゴテゴテと副題を盛り込まれそうではありますね。それにしても先に吉田喜重を知っておか…

『ロリータ』スタンリー・キューブリック

この映画、観ていない、と思っていたのですが観始めたら一度観ていたような気もしてきました。なぜなら途中のホテルでの簡易ベッドを広げるドタバタ場面がデジャ・ビュだったからなのですが、もし観ていたのだとしてもまったく覚えていないのは無理からぬこ…

『天井桟敷の人々』マルセル・カルネ

U-NEXTにて鑑賞。『如懿伝』が途中から課金ということであきらめざるを得なくなってショックでしたがなかなか観ることができない『天井桟敷』があったのであきらめることができました。 ネタバレしますのでご注意を。 何度か目の鑑賞ですが、焼き付くような…

『ヨルムンガンド』その2

昨日は『ヨルムンガンド』の作者・高橋慶太郎氏の絵はあまり巧くないが、と書いたのですが同時にとても上手くて魅力があるのです。 特にキャラクターの描き方がとても好きなのです。 日本のアニメとマンガは強く関係していてそれほど好みの違いは異なってい…

高橋源一郎『飛ぶ教室』第一回「植草甚一」

高橋源一郎「飛ぶ教室」というNHKラジオ番組の第一回目を機会があって聞いたのですが、その内容にスルー出来ない感覚があったのでここで書いてみようと思います。 番組内容は「植草甚一の生き方」について、で後半から番組のテーマ作曲家でもあるという菊地…

『第三夫人と髪飾り』アッシュ・メイフェア

昨日観た『チューリップ・フィーバー』と題材は同じものです。どちらもかつて女性にとって結婚は子供(特に後継者となる男子)を生む道具としての役割を果たすことにあったことを美しい映像で語る作品なのです。 しかしその題材をほぼコメディに近い演出でト…

『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』ジャスティン・チャドウィック

この映画を観たほとんどすべての人が同じ感想を抱くのではないかと思います。それは 「外見がやたら素晴らしいのに中身がない」 美術・衣装・背景がとてつもなく凝っていて(つまりお金がかかっている)映像が素晴らしい美しさなのに反比例してストーリーは…