ガエル記

散策

日本映画

『帝銀事件 死刑囚』熊井啓

かなり前から観たいと思いながらなかなか機会がなくやっとアマゾンプライムで観ることができました。 熊井監督作品は幾つか観ているのもあって期待はしていましたが想像以上に恐ろしい迫力の映画でした。 事件の推理などはできようもありませんが昭和23年(1…

『ジョゼと虎と魚たち』犬童監督版鑑賞挫折

ちらりと報告。 田辺聖子著『ジョゼと虎と魚たち』に感動しタムラコータロー監督アニメ版にも感激し続いて犬童一心監督版をしばらく見続けたのですがどうしても辛抱できず挫けてしまいました。 比較をするための研究鑑賞と思ったのですが我慢の許容量を超え…

『岸辺の旅』黒沢清 その2『はちどり』

続けて観たこともあってその差異と共通点を感じたのが韓国映画『はちどり』です。 若いキム・ボラ監督第一作のシンプルな構成と比較すると本作は非常に技巧的な熟練を感じさせます。 『岸辺の旅』はタイトルからしても年を経て生きていく悲しさがあり『はち…

『岸辺の旅』黒沢清 その1『はちどり』との符号

録画したものを寝かせたままになっていてからの鑑賞でした。予備知識がなかったのですがこれも私的には『SonnyBoy』関連映画と言えそうです。 そのつもりではなかったのに求めていると呼び寄せてしまうことが多々ありますね。 ネタバレしますのでご注意を。 …

ドラマ「スパイの妻」

映画だと思って観始めました。映画にしては(しかも黒沢清の)軽い映像だなあと思いながら。やはり映画とテレビドラマは何か違いますよね。 しばらくして「ん?やっぱり違うのか?」と思ったらなんとテレビドラマ版があったのですね。 ずいぶん早いテレビ放…

『どら平太』市川崑

大好きな市川崑監督である。 しかも脚本は四騎の会と名乗る黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹という物凄い面々。 尚且つ主役を務めるのは役所広司わき役も有名俳優が名前を連ねる。 プロデューサー西岡善信の作品を観ても素晴らしいタイトルが並ぶ。 ここ…

『Fukushima 50』『太陽の蓋』そして『シン・ゴジラ』

少し前に録画していた『Fukushima 50』なかなか観る気持ちが起きなかったのですが3月11日映画放送もあったらしくあちこちで話題となり自分も確かめたくなり鑑賞しました。 以前観ていた『太陽の蓋』を再鑑賞し、あれこれと批評を読みました。 ある批評で『Fu…

『 閉鎖病棟 -それぞれの朝- 』平山秀幸

少し前に録画していた映画です。早く観なければと思いながら手が伸びずにいました。実は原作小説も買っていたのですがなかなか入り込めずそのままになっていました。 若い頃はそんな思いをすることはほとんどなかったのですが一途に小説を読みその世界に入る…

『226』五社英雄、『激動の昭和史 軍閥』堀川弘通

明治から昭和初期にかけての歴史をもっと学びたいと思っているのですが、ドラマや映画、マンガにしてもその時代が舞台になるものはかなり少ないのが実情です。 実写映像でテーマをもってまとめられているという点で映画は非常に良いメディアなのですが観たく…

『HOUSE ハウス』大林宣彦

今まで何度か観賞しようとして挫折していたのですが昨日の『花筐』感動に力を借りて再挑戦してみました。 1977年公開当時私は大林監督が観客対象者に望んだ15歳以下だったわけですがその時観たとしてもこの映画を楽しめる才能はなかったように思えます。 今…

『花筐/HANAGATAMI』 大林宣彦

大林監督作品、今まで上手く作られていると思っても一度も心底から好きになったことはなかったのですが本作は素晴らしかったです。 若者であるはずの主人公とその友を中年男性で演じさせるという手法が酷くしっくりいってしまうと感じたのは私が年を取ってい…

『CURE』黒沢清

昨日の『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』(中村義洋監督)で酷く気持ちが傷ついたので急遽何度も観た『CURE』を再生しました。 なんでこの映画?と思いましたが本作の『CURE』は癒しという意味なので図らずも正解だったようです。 『残穢』で日本…

『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』中村義洋

悪評なのでそういうのが嫌な方は読まないがいいです。 ネタバレ、するほどもないですが一応ご注意を。 日々韓国映画に感嘆する評ばかり書いているのですがたまには日本映画を観てみようと思いかなり評価が高かったのでそれなりに期待して観たのですがあまり…

『県警対組織暴力』深作欣二

一月万冊の平田さんからお勧めされて(話題になってたということですが)初めて観ました。 これまでいろいろな映画観てきましたがどういうものか洋の東西を問わずヤクザ映画はどうしても好きになれなかったのです。 なので名作と言われる深作欣二の一連の映…