2024-01-01から1年間の記事一覧
その後、とり憑かれたかのようにむさぼり読みました。なので読完了してしまいました。 なので暴走的な読書感想になってしまいますが書いてみます。 ネタバレします。 この作品を簡単に説明し感想を言うのは無理だろう。 様々な感情が溢れ出し一気にいろいろ…
なんか唐突に楳図かずおです。 私はホラーマンガが苦手で長い間楳図マンガは避けていたのですが少し前に『漂流教室』を読んでぶん殴られ(るような境地になり)続けて『14歳』などを読んだというような読者です。 なので今回も初読書です。 ネタバレします…
以下、ネタバレします。 gaerial.hatenablog.com TVで『ソフィーの選択』が放送されていたのを見て上にリンクした自分の記事を思い出しました。 ネットで簡単に見られる感想の多くは「残酷なナチスによって自分の子のどちらかを殺す選択をさせられる悲劇の女…
33・34・35・36巻、読完了しました。 ネタバレします。 夏侯淵は玄徳に襲い掛かるがあと一歩のところで届かず。最後は黄忠に斬られる。 その死は魏軍に伝えられた。 曹操はじめ夏侯淵を兄弟としてきた仲間たちの慟哭は地を震わせる。 ところで、前にも書いた…
夏侯惇だけは甲乙つけがたい。 30巻の途中から31・32巻 ネタバレします。 はい、30巻の途中からです。 この前まで義兄弟だった孫権と玄徳の戦いが始まる。 曹操の方は漢中へ。 宗教国である。三国志の国々あまりにも特徴はっきりしすぎてて面白すぎ…
28・29・30巻の途中までです。 ネタバレします。 曹操は執拗に攻撃してくる馬超を罵りひねり潰すのだと叫ぶ。それほど馬超の憎悪と力は凄まじかったのだ。 が、許褚は猛り狂う曹操を押しとどめて小舟に乗せ逃げ延びた。 ここは横山版で私がもっとも曹操✖…
25・26・27巻です。 ネタバレします。 猛き曹操の暫しの憩いの相手は夏侯惇である。 横山『三国志』と対抗するようにキャラクターが違う本作だが夏侯惇だけはほぼ同じイメージで描かれているように思える。 忠義というよりも強い家族愛として曹操を見…
23・24巻です。 ネタバレします。 私最推しの曹操✖許褚は本作『蒼天航路』の方がより多く濃く描かれている。 くう。この話を横山版で想像しよう。 (結局横山氏の絵の方がエロチックなのだよ) それはおいといて。 川魚を献上され食べつくした曹操は激しく苦…
21・22巻です。 ネタバレします。 公徳は父・玄徳が「天下人」であると感覚で知る。 賈詡は逃げ散らす玄徳を「道化師」と称して嘲笑った。 この凄まじい逃亡の中で糜夫人亀研は阿斗を守って死んでしまう。阿斗を受け取った公徳と阿斗の母親である甘夫人…
19・20巻となるでしょう。 ネタバレします。 袁家の生き残りはあっさりと殺されてしまう。 そして郭嘉の死が近づいていた。 曹操は郭嘉の死など眼中にないが如く話し続ける。曹操は郭嘉に烏丸族の王となることを願っているのだ。 郭嘉もまたその夢があったか…
17・18巻です。 ネタバレします。 本作『蒼天航路』は横山『三国志』を意識して反抗的に描かれているのではないかと思う。 横山『三国志』で劉備玄徳が曹操のようにではないように生きてきた、というように横山『三国志』に似ないよう創作されているので…
15・16巻です。 ネタバレします。 『三国志』ビジュアル的には横山版しか知らない自分が一番驚いたのは趙雲かもしれない。 曹操美形なのは同じだし玄徳はむしろ文献で知った通りなのでいいのだけど趙雲は実は美形と聞いてはいたもののあまりの違いに戸惑…
13・14巻です。 ネタバレします。 横山版ではほとんど描かれなかった玄徳の妻子との触れ合いを見る。 玄徳曹操から離れる。 逆に横山版であった曹操と玄徳との親し気な交流はなかった?ように思われる。 さらに逆に曹操と荀彧・郭嘉とのいちゃいちゃは頻繁に…
11・12巻行きます。 ネタバレします。 小柄で傷だらけの将・楽進に荀攸は付き従いながら兵法を教えた。 敵は張繍、軍師は賈詡である。 賈詡は曹操を己の手で殺めるという昂りを感じたもののそれは曹操の策の内だったと気づかされ愕然とする。 曹操は楽進の揺…
9・10巻です ネタバレします。 呂布は悲しい。 どこへ行っても悲しい。それはわかった。 そして天子・劉協は曹操の手に落ち許都へ遷都する。 呂布は玄徳のいる徐州下邳城に迎え入れられる。 ふむ。あの張飛が泥酔して城を奪われてしまう大失敗の箇所だが、…
7・8巻です。 ネタバレです。 この呂布はどうなんだろう。 横山版呂布は面白くて好きだったけどこちらの呂布は強すぎるだけになんか気の毒でかわいそうな気がしてくる。 つまり脳筋で考えがない、ということなのだろう。 横山版では呂布の頭脳明晰でしかも…
正直に言っていいでしょうか。 横山版では玄徳より曹操が好きだったけど『蒼天航路』では曹操より玄徳が好きな気がします。 ・・・アマノジャクか。 5・6巻の内容です。6巻から李學仁が原作から原案になっています。 ネタバレします。 こちらの劉備玄徳。か…
なにかまだ不思議な世界を覗き込んでいる気がしています。 ネタバレします。 宦官は男性器を失った者なので性交は不可能なもののその性欲が失われるものではない。そのために女性をいたぶることで満足を得る者がいる、というのは中国後宮ドラマ『如懿伝』で…
とうとう読み始めました『蒼天航路』 ずっと読まねばと思ってはいたのですが横山『三国志』が好きすぎてどうしても続けて読むことができなかったのです。 先日再読も完了してどうやら吹っ切れたようです。 曹操を主人公とした本作(横山『三国志』もほとんど…
現在の最新刊であるようです。以前「浦沢直樹の漫勉」で紹介された巻ですね。 ネタバレします。 今回の鍵は「赤い橋」 ほう、ドイツの民話か民謡か、と思ったらどうやら浅川マキ「赤い橋」から着想を得たということらしい。(明言はされてないけどたぶん) …
最初に特別番外編があってその後三話にわたって一つの物語が成されます。 ネタバレします。 いやもうほんとにすばらしい。 ケルンが古代ローマ時代から続くという事柄を使って犯罪作品を作っていく手法に痺れる。 そしてなにかにつけて知識豊富なカイ修道士…
これまで一巻で一話となっていましたが第三話目で3・4巻と続きます。 ネタバレします。 2巻で一話だとそれまでと違って内容が薄まるのかと思うなかれ。より複雑になっていく。 とはいえ「事件の犯人」というのは普通に読んでいくと初見ですぐわかってしま…
本作第一巻絶賛したのですが第二巻は如何に、と不安もあったのですがすみません。 一巻以上に面白かったです。御見それしました。 青池保子とんでもなかったです。 ネタバレします。 今回のミステリーは養蜂と毒草が題材となる。 これもまた心惹かれる選択で…
『三国志』再読を終えて次は・・・と映画やドラマ鑑賞したくなるものを探しまわったのですが何も見つけきれず結局マンガ読書を続けることに。 本作『ケルン市警オド』は初読書になります。 少し前に購入していたのですが横山光輝作品読書にはまっていたため…
ネタバレします。 三国志英雄たちがいなくなりここからわずかに姜維ひとりが魏と蜀両方を相手にもがき続ける煉獄のような状況となっていく。 もう事細かに記すことはせずに残りの時間を見て行こう。 楊儀は出世できずに不満を噴出し魏に走ろうかと口走ったた…
ねたばれします。 魏延は怒っていた。葫蘆谷に司馬懿を追い詰めろと命じられその結果司馬懿もろとも焼き殺される計画だったことを魏延は見抜いていたのだ。 それが事実である以上孔明に正当な弁明はできなかった。 魏延に問い詰められた孔明は馬岱が手違いを…
ねたばれします。 ここで登場するのが木牛流馬。 以前火を吐く木獣がすでに活躍したから驚くことはないだろうがこの時代にこうしたからくり道具が登場するのが三国志の面白さのひとつでもある。 いっこうに動かない司馬懿率いる魏軍相手に孔明は動き出す。 …
ねたばれします。 剣閣に郭淮孫礼の魏軍が現れ、孔明の居場所に上邽の魏軍が押し寄せてきた。 これが先日楊儀と孔明が決めた兵士交代日と重なってしまう。 しかし孔明は兵士たちの信義を無下にすることはできないと楊儀に申し付けた。 兵士たちは孔明の思い…
ネタバレします。 司馬懿との賭けを楽しみにしていた曹真だが結果は司馬懿の勝ち。 孔明は蜀軍を司馬懿のいる箕谷だけでなく曹真が陣取る斜谷にも気取られぬように近寄っており曹真はもう少しで捕獲される寸前で司馬懿軍に保護された。 だが曹真は矢傷を負っ…
9ページのこの月、なぜ模様があるんだろう?横山先生の月いつも真っ白なのに? 流行りだったのかな。 ネタバレします。 孔明が守りを固めて動こうとしなかったのは司馬懿軍の目を引き付けておいて武都・陰平の両郡を攻めるためだった。 それに気づいた司馬…