SF
その後、とり憑かれたかのようにむさぼり読みました。なので読完了してしまいました。 なので暴走的な読書感想になってしまいますが書いてみます。 ネタバレします。 この作品を簡単に説明し感想を言うのは無理だろう。 様々な感情が溢れ出し一気にいろいろ…
なんか唐突に楳図かずおです。 私はホラーマンガが苦手で長い間楳図マンガは避けていたのですが少し前に『漂流教室』を読んでぶん殴られ(るような境地になり)続けて『14歳』などを読んだというような読者です。 なので今回も初読書です。 ネタバレします…
最終巻になってしまいました。 時の行者による歴史解説をもっと見ていきたいです。 今現在の解説もしてほしい。 ネタバレしますのでご注意を。 「吉宗と宗春」 倹約家の吉宗に反対していたのが徳川御三家のひとつ尾張の徳川宗春であった。 祭礼を派手にし芝…
ネタバレしますのでご注意を。 「生類憐れみの令」 かつては最も愚かな法令という嘲笑の的として描かれてきた。横山氏の手による本作もその例に倣っているが今現在の作家であればもう少し違った切り口になるのではないだろうか。 蚊はさすがに別としても犬猫…
3巻に入ります。 ネタバレしますのでご注意を。 薔薇柄のおふとん。横山マンガの人物は男も綺麗に寝てるのがデフォルト。 このキャラで言う言葉ではないかもしれないがこの時期の横山光輝キャラ造形がたまらなく好きになってしまってこれなしには生きていけ…
横山光輝に戻ってまいりました。 その第一回目が『時の行者』なのはなんとなくこれも『カムイ外伝』とのつながりを感じたからです。 常人とは違う高い能力を持つ人物が人々を見つめる、という点においてですね。 ネタバレしますのでご注意を。 と言っても市…
最終回のつもりで書きます。 第三部で終わったはずの『バビル2世』が再び戦いの世界に突入します。 テレビアニメ放送の都合で急遽連載再延長という次第だったらしい。 一巻だけで終わる第四部です。 ネタバレしますのでご注意を。 横山氏がインタビューで答…
画像は11巻を出しているが話は9巻まで戻って語ります。 ネタバレしますのでご注意を。 再び9巻「F市のなぞ」から始める。 九死に一生を経て日本へ来たバビル2世は保安局局長に会い「F市で電信電話が何日も途絶えてままだ」という情報を得る。 局長はF市…
ちょっと自分が書き散らしている「ハードボイルド」という今や死語に近い言葉の説明が足りなかった気がして今回は(というか今回も)その説明に重点を置いてみたいと思います。 ネタバレしますのでご注意を。 前回『バビル2世』は8巻で終わってしまったので…
張り詰めたテンションを保持していた8巻そして9巻の冒頭からの展開をどう考えるのか。 ネタバレしますのでご注意を。 繰り返すが8巻までの張り詰めた攻防、バビル2世とヨミの丁々発止の戦いから9巻冒頭のバビル2世は死んでしまうのか、という緊張感と不安か…
いろいろと細かい解析(あってるかどうかは別として)を続けてきたけど横山作品の面白さは読者はそんな分析を瞬時に読み取ってしまっているということ。その面白さがわからない人にはわからないしわかった人は解説などいらない。読みながらそうした作品に含…
さて第3部「宇宙ビールス」編に突入しました。 この編を読みながらまた諸々考えていきましょう。 今回は『バビル2世』はハードボイルドの頂点という視点を書いてみます。 ネタバレしますのでご注意を。 『バビル2世』を読んでいると今現在のマンガ作品とはか…
ロデムに襲われるバビル2世!?これは如何に????!!!! ネタバレしますのでご注意を。 先日、横山他作品で「主人公が強そうなのに負けてばかりいるのがおかしい」というとあるレビューを見かけて「いや主人公が苦しむ様がエロチックでそれが巧いのが横…
三巻末尾から始まる第二部がまたおもしろいのですよ。ヨミ復活。 昨日書いた『バビル2世』=「ギルガメシュ叙事詩」説は自分としてはかなり気に入っています。 普通の作家ならばロマンチックにギルガメシュとエンキドゥの友愛を描くところですがクールに突き…
さて3巻ですが今のところ色々と思考の小さな断片が舞うばかりで何もまとまってはいません。 なにかにたどり着くことはできるのでしょうか。 できるといいなあ。 ネタバレですのでご注意を。 3巻193ページ、残り後少しで第一部が終わる。というかもともと横山…
『バビル2世』の解析をせんとしてじっくり読んでいこうとしているのだけど面白すぎてどんどん読んでしまう。バビル2世自身はシリアスだけどヨミチームがおっかしいんですよ。ひゃっひゃ笑って読んで(だからあんまり分析する気にさせないに違いない)「あー…
今日は『バビル2世』と重ねて考えてみたいマンガ作品について書いていきます。 萩尾望都『スター・レッド』と山岸凉子『日出処の天子』です。 なのでこの二作品のネタバレにもなりますのでご承知ください。 では本作もネタバレしますのでご注意を。 まずは萩…
えっと、今日から『バビル2世』についての考察を書いていこうと思います。考察となればいいけどただのダダ洩れ感想になってしまう予感もあります。 何故考察するのかというのはネットで探しても「バビル2世考察」というのが少数しかなく「考察」好きの私とし…
絶対このアカエイデザインが気に入ってる横山先生。かわいいんだもん。 ネタバレしますのでご注意を。 上のアカエイの中には村雨けいじが入ってます。 山形兄弟は夜光島でまだ奮闘中。巨大なミサイルを目撃するが背後には隊長が立っていた。 ふたりはすぐに…
先日読んだ『少年ロケット部隊』全七巻という長さもあってショックはぬぐい切れず。 本作も同じ1960年の作品ということで恐る恐るページを開けましたが杞憂でしたとまず書いておきたい。 表紙に出てるのでネタバレにはならないと思うけど「アカエイ」が飛び…
ところで本作『少年ロケット部隊』の掲載誌が「日の丸」となっていたので右翼雑誌に掲載されていたのかと思ったのだけどなんてことはない普通に集英社の漫画誌であった。本作途中で休刊となり「少年ブック」に移行した模様です。 ネタバレしますのでご注意を…
1980年月間少年チャレンジ掲載 昨日に引き続き横山光輝最期のオリジナル作品、と銘打って記事を書こうとしているのですが今年表を見たら1987年『仮面の忍者赤影(新)』というのがあったのでこの説はなくなったw しかしまあ乗りかかった船なので「初出オリ…
ここから第二話「ガニメドの巻」 ガニメドって木星の衛星ガニメデの間違いじゃ、と思っていたら小惑星ガニメドというのがあったのか。あっぶなーい。知ったかするとこだったよ。 ネタバレしますのでご注意を。 土星衛星タイタンから帰ってきた一色健二はその…
これが表紙全体だったのか。 ネタバレしますのでご注意を。 「ダイモス」だって?とちょっと驚いてしまった。 横山作品に1973年『ダイモス』があるからだけどそもそも「ダイモス」って火星の衛星フォボスダイモスなんだから慌てる必要はない。 横山作品は「…
1965年少年ブック掲載 第八宇宙学校を一番で卒業した少年一色健二。宇宙空軍一〇一基地に赴いた彼の成長と活躍を描く。 ネタバレしますのでご注意を。 65年作品で表紙の絵柄からしてもあまり期待せずに読もうと思っていたのだけどとんでもなかった。これは凄…
リアルタイムで読んでいない者にとって同作家の作品の変遷をつかみ取るのは難しい。 年代を見れば鉄人28号の終り頃にこの作品が生まれている。横山氏の説明で「発明は大きなものから小さなものへ進化していく」とあるのである意味鉄人の進化系と言えるのだろ…
短編集『影の世界』の続きです。 ネタバレしますのでご注意を。 第四話「黒い沼地」(別冊少年サンデー1960年秋季号) これ言っちゃいけないのかもしれないが横山先生、昔の色塗りは凄く上手くて良いのに後に行くほど変な感じになっておられる。 なにか理由…
ちょっと切りの良い所(だったかな)で『三国志』中断し横山光輝の他作品を投入します。 まずは短編集『影の世界』1960~1962年作品ということです。 表紙スタイルが良くてカッコいい男性たちによるスタイリッシュなデザインになっていますね。 ネタバレしま…
上の『ジャイアントロボ』が下になります。 さて昨日も書きましたが今川『ジャイアントロボ~地球が静止する日~』はそれはそれでとても楽しみましたのでそれをどうこう批判はしないのですがそのアニメ作品によって原作横山作品の特徴・価値もまたひとつ明確…
「巨大ロボット&少年」シリーズ。 ネタバレしますのでご注意を。 横山光輝氏巨大ロボットの魅力は計り知れない。 しかし何も知らず読み始めたので最初変な男の命令を聞いて「サンダー大王」が動き始めたのを見て 「あれ?別展開かな?」と思ったのだがやは…