ガエル記

散策

SF

『Sonny Boy』第2話エイリアンズ 夏目真悟

もしや第二話で視聴終了決定するかもと不安が大きかった『SonnyBoy』第二話視聴終えました。 結果かなりいいのではないかとちょっと安堵しています。 とはいえ先週第一話を見てそれから楳図かずお『漂流教室』を読み漁って大感動し人生観が変わったとさえ思…

『漂流教室』楳図かずお

この数日話題にしています『漂流教室』は1972年から74年にかけての連載少年マンガですが、私は今回初めて読みました。正直ちらりとも読んでいなかったのです。少なくとも記憶していませんでした。 つまり描かれてからほぼ50年が経過して読んだわけですが今ま…

萩尾望都著『バルバラ異界』『AWAY』は『漂流教室』からのオマージュ

今までに感じたことがないほど衝撃を受けています。 とはいえこの衝撃は他で読んだことも聞いたこともないので(だからこその衝撃でもあるのですが)まったくの勘違いなのかもしれませんが。 以下どの作品もネタバレになりますのでご注意を。 先日書いたよう…

『SonnyBoy』と『漂流教室』と『AWAY』

先日『SonnyBoy』第一話に感激して原案となっているという、未読だった楳図かずお『漂流教室』を一気読みしました。凄いマンガ作品でした。 そしてこれは既読『AWAY』(萩尾望都著)が『漂流教室』から多大な影響を受けているのがわかりました。 先日私は『S…

『Sonny Boy』夏目真悟

予想を思いきり裏切られました。とんでもない方向へぶっちぎりでです。このアニメ物凄いことになるのでしょうか。 少し前に新作アニメに江口寿史キャラデザのがある、と知ってちょっと気になっていました。 が、正確に言えばキャラクターデザインではなくキ…

『メイドインアビス 深き魂の黎明』

この素晴らしいアニメを観て大きく二つの感情が渦巻いていてあっさりと書いてしまうのが難しいのです。 しかしなんとか文字にしないと伝えられないので書いていきます。 以下ネタバレしますのでご注意を。 まずはアニメーション映画として凄く面白く質の高い…

『京騒戯画』アニメ 松本理恵

『血界戦線』にあまりに感動したので引き続き松本理恵監督作品を観てみようと思いました。 変な言い方になってしまいますが小説・マンガでは日本の女性作家への評価は絶大ですが実写・アニメなどの映像監督に関して今まで意識して観たことは・・・・なかった…

『血界戦線』内藤泰弘そしてアニメ

なぜか急にアニメ『血界戦線』ED観たくて聞きたくなったのですがそれだけじゃ足りずそのまま第一期観始めました。 放送中から好きでコミックスまで買うほどではあったのですがその時は実は「とはいえちょい軽い?浅い内容なんだよな」と失礼ながら思っていた…

『メッセージ』ドゥニ・ヴィルヌーヴ その2

映画『メッセージ』で描かれるのは異星人との会話だけではなく主人公女性とその娘との対話でもあります。 以下ネタバレしますのでご注意を。 主人公と異星人の対話と娘との対話が挟み込まれる構造となるのが素晴らしい。 主人公女性と相棒となる男性は異星人…

『メッセージ』ドゥニ・ヴィルヌーヴ

原題は『Arrival』です。意味は「到着(すること)、到達、到着した人、出生、新生児」だそうですがそのとおりの映画でした。 言語の物語であるのに言語が間違っているタイトルを選んでしまう、というのは外国映画を日本が上映する時の恒例と言ってもいいもの…

『華氏451度』100分de名著

www.nhk.or.jp おもしろかったです。 一回目に指南役の戸田山和久氏が「映画で大好きになったんだけど原作は好きじゃない」という衝撃の告白をされたのが逆に気になってしまうという裏技を出したのが凄い。 最終の4回目でその理由を述べられました。 つまり …

『アバター』ジェームズ・キャメロン

『タイタニック』と違いこちらは最初に観た時から魅了されました。なんといってもキャラクターデザインと世界観に圧倒的な美を感じます。 そして多くのレビューは『タイタニック』と同じく賛否に分かれ賛辞でない場合は「よくある話」「陳腐な設定ストーリー…

『コンタクト』ロバート・ゼメキス

何度も観ている作品です。 最初観た時はあまり良さがわからずにいたような記憶があります。 しばらく間を置いて観返した時突然その面白さに気づき慌てました。 それからも何度か観て今回再々再再度観てこの素晴らしい映画をなぜもっと世界は騒がなかったのか…

『銀の三角』萩尾望都

たぶん何回かこの作品については書いているはずですが私にはこの作品がまだよくわかってはいないのでまた何回か書くことになるでしょう。 萩尾望都の凄さはどんなに書いても語りつくせることはないのですがキャラクターの創造についてもまた然りです。 昨今…

『禁断の惑星』フレッド・M・ウィルコックス

画像のロビー見たさに鑑賞しました。ちょっぴりの出演かと思ったら案外多く登場していて満足でした。 SF映画と言えば必ず名前が挙がる本作です。私は初鑑賞だと思うのですが子供時代に観ていたらたぶん退屈していたでしょうけど大人になって観れば非常に楽し…

『進撃の巨人』諌山創 The Final Season その1

The Final Seasonアニメも始まりもう一度これまで出たマンガを読みなおしていました。 なお私が読んでいるのは単行本になったものだけで雑誌掲載は読んでいません。 『進撃の巨人』はいろいろな意味でこれまでにない価値のあるマンガ作品として歴史に刻まれ…

『デッドゾーン』 デヴィッド・クローネンバーグ

原作スティーブン・キング、監督デヴィッド・クローネンバーグ、主演クリストファー・ウォーケンという好きなもの尽くしの映画なのに未見もしくは失念していたのかもです。 とにかく今鑑賞し終わってとても良い映画だと思いました。 ウォーケンは美貌すぎて…

『イーオン・フラックス』カリン・クサマ

今更観終えました『イーオン・フラックス』 今まで観る機会は何度もあったのですがなんとなく入り込めなくてこの期に及んでやっと最後まで一応完走したかんじです。 とはいえ嫌だったわけではなくむしろ非常に気になっていたという奇妙に複雑な印象を持ち続…

「100分de萩尾望都」その4『ポーの一族』

最終項『ポーの一族』です。夢枕獏氏が論じられていました。考察だけでなくなにより夢枕氏の『ポーの一族』そして萩尾望都愛に感動してしまいました。 氏が何度も萩尾氏に『ポー』の再開をお願いされたことでそれが叶ったのであるなら夢枕氏にどれほど感謝し…

「100分de萩尾望都」その3『バルバラ異界』

番組を観る前『バルバラ異界』が取り上げられないのではないかと思って「これが最高傑作なのに」と思わずツイッターに書いてしまったのですが中条氏が選んでくださっていてうれしい限りでした。しかも私と同じように「これが最高傑作ではないか」とも言われ…

「100分de萩尾望都」その1『トーマの心臓』

録画やっと鑑賞しました。 内容知らなかったので昨日ツイッターで「萩尾望都といえば『ポーの一族』『トーマの心臓』だろうけど私は『バルバラ異界』が最高傑作だと思います」と書いたのですが、ちゃんと番組内で取り上げられていましたね。 中条省平さんあ…

ユートピアはディストピアであり人類はひとつになったりしないのだ

「もし人類以外の強大な敵が現れたら人類は一丸となり争い事をやめるだろうと。おぬしはどう思うかの?」 『進撃の巨人』でピクシス司令の問いかけにエレンは「あくびが出ます」と答えます。「その強大な敵にここまで追い詰められた今でも一つになったとは言…

『美少女を食べる』諸星大二郎 その2

昨日の続きです。 ネタバレしますのでご注意を。 「月童」「星童」 「ユエトン」「シントン」と読みます。 諸星氏の中国ものはまた特別に好きなのです。 本書のタイトルは『美少女を食べる』ですが分量としては前後編になることもあってこの「月童」「星童」…

『美少女を食べる』諸星大二郎 その1

私にしては珍しい新刊読書でした。いつも時間が経ってからしか本も映画も見られないからなあ。 先日漫勉で諸星さんのを観てから持ってた本を引っ張り出して読み返したりしていて久しぶりに本屋に行ったらあったのでこれはきっと巡りあわせだと思って買ったの…

諸星大二郎と『進撃の巨人』

諸星大二郎マンガに『流砂』という作品があります。1982年発表のものですが私は『ぼくとフリオと校庭で』という単行本で読みました。 以下ネタバレしますのでご注意を。 この本はとても面白い作品が詰まっています。あとがきに作者氏が「気に入ってるものが…

『新世紀エヴァンゲリオン』庵野秀明

ネットフリックスにて鑑賞。再鑑賞の部分もあります。 『エヴァ』をリアルタイムでは観ていませんし、後日観る機会があった時ちらりと見て反感があったためかなり長い間観ずにいました。さらに後日ある程度観ることができましたがやはり最初に感じた嫌悪感に…

『アヴリルと奇妙な世界』 クリスチャン・デスマール、フランク・エキンジ

スチームパンクSFを思い切り描きたいがために世界の歴史を変えてみました。 スチパン(って言ったりするだろうか)描写はとても好きですしなにより猫のダーウィンがあまりにも魅力的な作品でした。 ヒロイン・アヴリルをはじめとするキャラクター造形は特に…

安冨教授に教えてもらった「破門」からハインラインの『異星の客』へ至る道のり

東大教授と語る【政治と社会のエネルギー】自民党の菅総裁誕生とれいわ一揆の熱狂とその後の沈静化。ホイヘンスの同期理論の基礎と応用から見る共有幻想とスピノザの気づき。安冨歩教授電話出演。一月万冊清水有高。 相変わらず『一月万冊』観続け聞き続けて…

『ゼイリブ』ジョン・カーペンター【安倍政権の終息の今日】

デイブ・フロムさんがこの映画を話題にしていたのを聞いて観てみました。 以下ネタバレです。 デイブさんからほとんど話は聞いていたのですが、そのとおりコテコテのディストピアものであります。 この映画は1988年製作で当時のレーガン政権を皮肉るものであ…

『マージナルMarginal』萩尾望都

「いずれすっかり死ぬだろう」 萩尾望都著『マージナル』の登場人物メイヤードのこのセリフが心の支えになっています。 もちろんこれは悪態をつきたいからの発言で本心ではないのです。 以下、(というか上もだけど)ネタバレになりますのでご注意を。 メイヤ…