ガエル記

散策

映画

『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』マイケル・ラドフォード

世の中知らないことが多すぎて今まで生きてきたのが不思議ですが今日また新しいことを知りました。 もちろん知ってる方のほうが多いのかも知れないのですがマジで知らなかったので自分に呆れています。 とにかく生きている間に知ったことに感謝するしかあり…

『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』アンティ・ヨキネン その2

そしてこちらが『Kätilö』で検索して出てきた画像です。素晴らしいとまでは言い難いですがさすがに内容をイメージさせる仕上がりになっています。 日本版はこちら 大きく映っているのが上ポスターでロマンチックな横顔の彼です。そして右下隅の小さな女性が…

『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』アンティ・ヨキネン

見入ってしまう映画でした。原題はフィンランド語『Kätilö』意味は『助産婦』です。そのとおり画像のヒロインが助産婦でドイツ兵士と恋をするお話でした。 そして日本語タイトルが『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』で紹介画像がこれです。 右下極…

『ブリムストーン』マルティン・コールホーベン

アマゾンプライムにて鑑賞しました。なんとプライム無料今日いっぱいなのでお早めに。 アメリカ西部劇で観てきた時代に女性たちはどのような存在だったのかを描いています。 とはいえ本作は昔話をしているのではなく男性社会で女性がどのような暴力にさらさ…

『メッセージ』ドゥニ・ヴィルヌーヴ その2

映画『メッセージ』で描かれるのは異星人との会話だけではなく主人公女性とその娘との対話でもあります。 以下ネタバレしますのでご注意を。 主人公と異星人の対話と娘との対話が挟み込まれる構造となるのが素晴らしい。 主人公女性と相棒となる男性は異星人…

『メッセージ』ドゥニ・ヴィルヌーヴ

原題は『Arrival』です。意味は「到着(すること)、到達、到着した人、出生、新生児」だそうですがそのとおりの映画でした。 言語の物語であるのに言語が間違っているタイトルを選んでしまう、というのは外国映画を日本が上映する時の恒例と言ってもいいもの…

『ゾディアック』デヴィッド・フィンチャー

フィンチャー『ゾディアック』が好きでどうしようもない。 冗長だとか実話のために解決しないままなのでがっくりする、とかいろいろ悪口も多く書かれてしまう本作ですが、私としては2時間40分どころかもっと長く観ていたいし世の中に解決することなんかある…

『ボーダー 二つの世界』アリ・アッバシ

映画好きがどうしても観なければならない作品は、と聞かれたら本作をまず挙げようと決めました。 以下ネタバレしますのでご注意を。 かつて私が若い頃『エレファントマン』という映画が話題となりそれをどう評価するのかを私たちは考えねばなりませんでした…

『フルメタル・ジャケット』スタンリー・キューブリック

そして名作として名高い本作『フルメタル・ジャケット』です。 前半の鬼教官によるミリタリーケイデンス、奇妙なニックネーム、狂気に満ちた罵声、ゴーマー・パイルへの執拗なしごきと仲間からのいじめは軍隊ものの古典であり必読教科書として位置づけされて…

『アイズ ワイド シャット』スタンリー・キューブリック

キューブリックの遺作であり気になっていたにもかかわらず今まで観ないままになっていました。 最初の数分でやめてしまっていたのでした。 今回急に観る気になったのは宮台真司さんが「フランス人の知り合いはこの映画が馬鹿々々しいと言っていた」という言…

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

三島由紀夫と東大全共闘の討論会はこの映画よりかなり前にYouTubeで観ていました。その後、それが映画化と宣伝されたのには驚きました。 ほぼYouTubeの内容に他の方のコメントを入れて編集されたものです。見やすいしわかりやすくなっていますがとても不思議…

『アバター』ジェームズ・キャメロン

『タイタニック』と違いこちらは最初に観た時から魅了されました。なんといってもキャラクターデザインと世界観に圧倒的な美を感じます。 そして多くのレビューは『タイタニック』と同じく賛否に分かれ賛辞でない場合は「よくある話」「陳腐な設定ストーリー…

『タイタニック』ジェームズ・キャメロン その2 キューブリックの『シャイニング』とつながっている?

今朝の続きです。 私はちらっと何回か観たかもしれませんが20数年ぶりに『タイタニック』をちゃんと再鑑賞して面白さをやっと理解できました。 ネタバレしますのでご注意を。 (キューブリック『シャイニング』のネタバレにもなります) ケイト・ウィンスレ…

『タイタニック』ジェームズ・キャメロン

地上波テレビ放送されて話題になっていました。私は「金ロー」は観なかったのですが久しぶりに観たくなって以前録画していた吹き替え版を引っ張り出してみました。 1997年公開時に映画館には行っていませんがレンタルかテレビ放送かで早いうちに観たはずです…

『コンタクト』ロバート・ゼメキス

何度も観ている作品です。 最初観た時はあまり良さがわからずにいたような記憶があります。 しばらく間を置いて観返した時突然その面白さに気づき慌てました。 それからも何度か観て今回再々再再度観てこの素晴らしい映画をなぜもっと世界は騒がなかったのか…

『戦火のナージャ』ニキータ・ミハルコフ

前作『太陽に灼かれて』は未見ですが引き込まれて観てしまいました。 あまり観る機会のなかった独ソ戦作品です。 冒頭のスターリンエピソードからして奇妙に怖ろしくぞわぞわしました。この共産圏独特の恐怖は耐え難いですがそれを弾圧する派も恐ろしいです…

『 スタンドアップ』ニキ・カーロ

wowowオンデマンドにて鑑賞。2005年製作映画でシャーリーズ・セロン主演という華やかさでありながらまったくタイトルすら知りませんでした。 もちろんそれは私が「知らなかった」というだけの話ですがもう少し話題になってもよさそうだと思ってしまいます。 …

『ずっとお城で暮らしてる』ステイシー・パッソン、そして『ミーシア』吉野マト

日本未公開でwowowにて初放送という映画作品です。 以下ネタバレしますのでご注意を。 「暴力」を描いた作品です。 感想を書こうとしてなかなか書けずにいた時に別のマンガ作品を読みました。 shonenjumpplus.com とても魅力のあるマンガですがかなり粗削り…

『禁断の惑星』フレッド・M・ウィルコックス

画像のロビー見たさに鑑賞しました。ちょっぴりの出演かと思ったら案外多く登場していて満足でした。 SF映画と言えば必ず名前が挙がる本作です。私は初鑑賞だと思うのですが子供時代に観ていたらたぶん退屈していたでしょうけど大人になって観れば非常に楽し…

『 THE WAVE ウェイヴ』デニス・ガンゼル

なんのきっかけだったのかもう忘れてしまいましたがずっと気になっていた映画作品でやっと観ることになりました。 ネタバレしますのでご注意を。 ドイツのとある高校の一クラスで一教師が独裁政治とはどういうものかを生徒たちに体験させるという実験のドラ…

『タリーと私の秘密の時間』ジェイソン・ライトマン

とても巧く作られた映画でした。テーマがありアイディアがあり主演のシャーリーズ・セロンは相変わらずの素晴らしい役作りと演技でした。観始めたら引き込まれて観てしまう映画だと思います。 ネタバレしますのでご注意を。 かつてはメリー・ポピンズが魔法…

『マダム (Madame)』ステファン・リトゼール

場所はスイス。裕福な家庭に生まれ育った青年が恵まれた幸福な成長期の中で自分がゲイであることに気づきながらも皆が言う「普通の男性」であろうとしながらついにゲイであることを確認し家族に告白する過程を追っていったドキュメンタリー作品です。 なんと…

『ダーク・プレイス』ジル・パケ=ブランネール

以前にもこの映画を観て「良い」という記事を書いたのですがその頃は集中力が欠けていていまいちよくわかっていませんでした。 今回観なおしてすばらしい映画だと再認識しなおしました。 以下ネタバレしますのでご注意を。 この作品のテーマは「赦し」である…

『キリング・ストーキング』クギ その2 『愛の嵐』

『キリング・ストーキング』で久しぶりに心が動いた気がします。キャラのふたりのどちらも好きではないしむしろむかつくくらい嫌いなのだけど嫌いでも心は動されてしまうしどうしようもなく離れられなくなるのです。それは作品中のふたりが互いを思っている…

『ヘレディタリー/継承』アリ・アスター

『ミッドサマー』を先に観てからの鑑賞になりました。 これを観て期待しての『ミッドサマー』はかなり凄い心境になりそうですね。 本作は観る者が試される作品でもあるのでしょう。 ホラー映画としては特に目新しいわけではない、という感想も予想できてしま…

既存の流通システムを破壊しよう

先日「一月万冊」で清水氏と安冨歩教授が映画や本の流通システムについて語る動画がありました。 安冨教授が言われるには「『れいわ一揆』で原監督や自分がどんなに宣伝に駆けずり回っても映画会社からはまったく報酬がない」ということでした。 この言葉を…

『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』ホ・ジュノ

日本と近隣諸国との密接な物語作品が増えてきて映画として観ることができるのはとても喜ばしいことです。 我が国・日本という国は「鎖国」というとんでもない状態を作り出したために諸外国と関係した物語が極端に少ない。同じ「島国」であるイギリスが極端に…

『王の運命-歴史を変えた八日間-』イ・ジュニク

安富歩教授に感想を聞きたい映画でした。親が子与える歪んだ教育と愛情は残酷な状況を生み出してしまうのです。 そしていつもながら邦題『王の運命』は間違っているわけです。これは王だけではなくすべての親子の物語であると思います。 原題は『사도(思悼…

『ミッドサマー』アリ・アスター

怖く面白い、という噂を読んでから物凄く期待していましたが、思ってた以上に凄かったです。 以下、ネタバレしますのでご注意を。 この映画を観てから「日本で作ったら・・・」と考えようとしたのですが古い伝統を守り続ける田舎に見知らぬ者が訪れてという…

『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ その2

あまりにおもしろくてずっと解析していくこともないと思うのですが、一番感動したのは息子君が(貧乏のほうでも金持ちのほうでも)父親を凄く慕っていて尊敬しているということですね。 しかしその尊敬と愛情は父親が息子君を大事にして愛しているからこそな…