2020-01-01から1年間の記事一覧
続けます。 山岸凉子他の作品についてもネタバレしますのでご注意を。 タイトルに「完結した」と書いてしまいましたが、山岸凉子という作家においてこの物語は完結したのでしょうか。 山岸凉子ほど自分の内面を見つめ恐ろしい心理を描き抜いた作家はいないと…
続けます。ネタバレしますのでご注意を。 山岸凉子著『レベレーション』は『日出処の天子』と違って史実に忠実に描いた、と作者自身書かれていますが、私は同じく作者本人の心が反映された物語そのもの、と考えています。 他にあまり書かれたことがなかった…
昨日の記事に「この考察は的外れだ」という指摘があったのですが私にとっては的にめり込む考察であります。この考察をして書かなければ私にとって山岸凉子を読む意味がありません。 では続けます。 ネタバレしますのでご注意を。 巻末に『逃げるは恥だが役に…
『レベレーション』6巻。 山岸凉子氏が描いたジャンヌ・ダルク物語が6年を経て完結しました。毎年クリスマス頃に発売されていたので覚えやすく毎年楽しみでした。 以下ネタバレします。他の山岸凉子著作についてもネタバレしますのでご注意を。 実は『レベ…
観た人は多くの方が同じ感想を抱いてしまうでしょう。タイトルだけを見ると変な映画にしか思えませんがこのDVD画像はなかなかかっこいいですし内容はかなりリアルな描写の本格派作品です。 共産圏は女性も軍人になるというイメージがありましたがこれはまだ…
アマゾンプライムにて鑑賞。アマプラでの紹介文がネタバレだと苦情が寄せられていました。 私はなぜかまったくそれを読まずに観たのでネタバレは避けられましたがそれほど知らずに観てよかった~!!というほどでもない気がします。 ではこの記事でもネタバ…
面白いなあ。 ヒロインも脇も敵も魅力があって楽しいです。 変に残酷すぎたりエロすぎたりしないし、日本映画で必ず感じるジェンダー疑問だとかをちゃんと意識して作られているのがわかります。 この凄さってとんでもないことに思えます。 ずば抜けた能力を…
再鑑賞です。とても好きな映画です。いろいろな萌えポイントを押さえまくった作品です。前も書いたでしょうか。こうした韓国における日本支配下の恐怖状態というのは映画として最上のオカルトポイントなのですが日本人の私が書くのも怖いのですが韓国映画で…
今鑑賞中なのですがあまりに面白くて書いています。 アマゾンプライム鑑賞は今月末までなのでお早めに。 なんというか・・・長いトンネルの中で一人の男が自動車で走行中崩落で車中に閉じ込められてしまうという恐ろしい状況で彼を救助しなければならないの…
アマゾンプライムにて鑑賞。 モーリス・ベジャール振付によるバレエ『第九交響曲』東京公演。東京バレエ団とベジャールバレエ団そしてイスラエルフィルハーモニーの共演となる舞台の練習風景のドキュメンタリーです。 まったく期待せず少し覗いてみよう程度…
アマゾンプライムにて鑑賞。 モーリス・ベジャール振付によるバレエ『第九交響曲』東京公演。東京バレエ団とベジャールバレエ団そしてイスラエルフィルハーモニーの共演となる舞台の練習風景のドキュメンタリーです。
アマゾンプライムにて鑑賞。 モーリス・ベジャール振付によるバレエ『第九交響曲』東京公演。東京バレエ団とベジャールバレエ団そしてイスラエルフィルハーモニーの共演となる舞台の練習風景のドキュメンタリーです。
おもしろいんだよねえ。毎日韓国映画を観ているのに実にバラエティの富んでいるしなにより配役がとても良い、と思うのです。 いつも比較になるのですが日本映画だと「なんでこの俳優?」となってしまうし演技はつまらないし魅力に乏しいのでがっくりしてしま…
これもまた見ごたえある面白い映画でした。冒頭のアクションシーンは切れまくってかっこいいです。 ではネタバレしますのでご注意を。 たったひとりで軽やかにヤクザどもをのしてしまうほどめちゃ強い刑事が実は女性になりたいという願望があったら、という…
また凄い映画を観てしまいました。しばらく韓国映画から離れていたので良いのが貯まりすぎてます。 朝鮮戦争について知っているのは『MASH』くらいです。本作がどれほど史実なのかなどはわかるはずもありませんが本作の価値はそこにあるのではないと思え…
「もし人類以外の強大な敵が現れたら人類は一丸となり争い事をやめるだろうと。おぬしはどう思うかの?」 『進撃の巨人』でピクシス司令の問いかけにエレンは「あくびが出ます」と答えます。「その強大な敵にここまで追い詰められた今でも一つになったとは言…
ずっと以前私が韓国映画にはまっていた頃観たのですが、たぶん何もわかっていなかったと思いますw 今観ると少しだけその時よりは内容が把握できているのではないでしょうか。 とにかく凄い映画だと思ったのは同じです。 以下ネタバレしますのでご注意を。 …
『パラサイト』の元ネタとなったという『下女』(名作と言われている)のリメイク作品だそうです。 なんか複雑な紹介ですが、充分この映画の冒頭(のちょっと後)を観ても『パラサイト』を思い出しました。つまりとんでもない富裕の家に住み込みの家政婦がい…
実に久しぶりに観たのですが、あまりにも素晴らしく、面白くて驚きました。 初めて観た時は「韓国映画も面白いものがあるのだな」的な感想だったように記憶するのですが今これを観ればそんな偶然の産物ではない技術と哲学を感じることができます。 なんとい…
なんとはなしに選んだ映画でしたが昨日の映画とチョン・ジェヨンつながりでした。 本作も韓国映画の本領・凄みのある復讐劇と言いましょうか、これでもかという究極の怨念を美しい映像で物語っていきます。 何度も言いますが現在技術も精神力も韓国映画のク…
愛する娘をレイプされ殺害された父親の復讐劇という韓国映画なら絶対に見ごたえあるだろう予感通りにやはり凄い作品でした。 上にある画像は鑑賞後に見たので原作が東野圭吾で日本版映画が先にあるのは知りませんでした。しかし日本版映画には辛辣な批評が並…
しまった!こんなに面白い映画だと思わずにいました。アマゾンプライム観放題期間あとわずかなので未見の方はお急ぎを! 他の方も書かれていますが邦題の『ウンギョ 青い蜜』のせいで若い女性を売り物にしたエロ映画と勘違い商品しまった方が大勢おられるよ…
観終わりました。 やはりこの物語はドラマで作るほうが良いのもあるのですがそれでもやはり日本映画版より優れていると思います。 ネタバレしますのでご注意を。 そして様々な部分での心遣いもありました。 前回書いた女の子への暴力が抑えられていたことだ…
昨日はコンテンツの流通システムが改善されないなら日本サブカルチャーは滅亡してしまうという記事を書きました。 今日はコンテンツの二次創作について自分の考えを書いてみます。 コンテンツといってもこの場合はほぼマンガとアニメの二次創作です。 以前は…
先日「一月万冊」で清水氏と安冨歩教授が映画や本の流通システムについて語る動画がありました。 安冨教授が言われるには「『れいわ一揆』で原監督や自分がどんなに宣伝に駆けずり回っても映画会社からはまったく報酬がない」ということでした。 この言葉を…
さて最後です。 ネタバレしますのでご注意を。 「タイムマシンとぼく」ノスタルジックなSF。 「俺が増える」 漫勉で紹介されていた作品です。諸星氏独特の笑いがあります。 場所はどこなのでしょうか。北アフリカかトルコか。 男が異国の地で奇妙な体験をす…
昨日の続きです。 ネタバレしますのでご注意を。 「月童」「星童」 「ユエトン」「シントン」と読みます。 諸星氏の中国ものはまた特別に好きなのです。 本書のタイトルは『美少女を食べる』ですが分量としては前後編になることもあってこの「月童」「星童」…
私にしては珍しい新刊読書でした。いつも時間が経ってからしか本も映画も見られないからなあ。 先日漫勉で諸星さんのを観てから持ってた本を引っ張り出して読み返したりしていて久しぶりに本屋に行ったらあったのでこれはきっと巡りあわせだと思って買ったの…
アマゾンプライムにて鑑賞。 以前日本で製作された映画『ソロモンの偽証』を観てがっかりし、その後原作小説を読んでこの優秀な小説をどうして映画化ではダメダメになってしまったのか、とさらに映画の不出来を確認した時韓国ドラマの存在を知ってずっと観て…
これが噂の韓国ラブロマンスかあ、という感じで観ていました。とても良くできていると思いますが私にはホラーかミステリーがやはり合っているようです。 凄い高評価の映画で皆さんこういう感じが好きなのですな。 若い時の2人が空き家に入っていく場面はな…