2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ネタバレしますのでご注意を。 凄く大切なことを書くのを忘れていました!第一話のみに登場した(と記憶する)前帝をチャン・フォンイーが演じていました。『覇王別姫』でレスリー・チャン演じる蝶衣が恋い慕う相手役の方です。 やはり第一話は人を呼ばねば…
ネタバレしますので、ご注意を。 考えれば、ルーイ―たちが寒そうなのはじっと座ってなくてはならないからというのもありますよね。 なにしろ纏足で少し動くのも側女が手助けしています。すぐに足をマッサージしてもらっているのも歩くのがかなり大変だからな…
紫禁城の年末はめちゃくちゃ寒そうです。 北京市の気温を調べてみると ja.weatherspark.com ドラマの中の夜の気温はきっと零下10度くらいでしょうからそりゃ凍えますわ。 日本の時代劇ではここまで寒そうにしているのは見ませんね。 ハイランを助けに行った…
『如懿伝』観始めました。 観る前は好きになれるか、観続けていけるか、とも思っていたのですが観始めたら夢中になって観ております。 清朝の風俗は見なれないととっつきにくいかもしれません。男は辮髪で前頭部を剃っていますし(このころ日本は江戸時代で…
相変わらずヘンテコな邦題です。ヒロインであるウラナラは皇帝の皇后なのですから貴婦人、という軽い名称は畏れ多いのでは。フランス語題名は『Le portrait interdit』で『禁じられた肖像画』中国語題名で『画框里的女人』こちらも額縁の中の女性という意味…
「人はなんのために生きるのか」 永遠の命題ともなっている感のあることばです。 「子孫を残すため」「じゃあ何のために残すのか」「子孫を残すだけが目的なのか」「私は残さないから死ぬべきなのか」などなど問答は絶えないものです。 私もいろいろ考えては…
以前にも書いたんですけど『ヨルムンガンド』の最大の魅力はなんといっても「女性キャラ」です。 男性キャラも大好きなので女性キャラを特筆するのも何なのですが、高橋慶太郎氏の女性キャラは現在の日本マンガ界、さらにアニメになった場合は稀有、と言って…
昨日は『ヨルムンガンド』の作者・高橋慶太郎氏の絵はあまり巧くないが、と書いたのですが同時にとても上手くて魅力があるのです。 特にキャラクターの描き方がとても好きなのです。 日本のアニメとマンガは強く関係していてそれほど好みの違いは異なってい…
小説やマンガは何度読みかえすかわからないほど繰り返す私ですが、アニメはよくできたものでもなかなか観なおすのは腰が重いのです。 ところが本作『ヨルムンガンド』アニメは数えきれなくなるほど観返してしまっているのです。 いったいこの作品のなにが私…
グレン・クローズとテレンス・スタンプが出ているのなら観ずにはおけないではありませんか。 アガサ・クリスティ原作ということだけでも観ないわけにはいかないのですが。 大富豪の大きな屋敷。そこの住む人々は皆「変わっている」 昔に戻ったかのような演出…
アマゾンプライムにて鑑賞しました。イギリスお得意の抑えた渋さのある脚本演出で非常に見ごたえあるドラマでした。 実話をもとにしたドラマで「伝説の刑事」と呼ばれたというウィリアム・マンシーを演じたダグラス・ヘンシュオールがとても良い感じでした。…
新型コロナウイルス感染が始まってから世界はまったく変わってしまいました。そしてもう元の世界に戻ることはありません。奇跡的にこの感染が収まってももう人類は別の新型ウィルス感染を意識せずには生活できないはずですし、そうならなければあまりにも愚…
高橋源一郎「飛ぶ教室」というNHKラジオ番組の第一回目を機会があって聞いたのですが、その内容にスルー出来ない感覚があったのでここで書いてみようと思います。 番組内容は「植草甚一の生き方」について、で後半から番組のテーマ作曲家でもあるという菊地…
昨日観た『チューリップ・フィーバー』と題材は同じものです。どちらもかつて女性にとって結婚は子供(特に後継者となる男子)を生む道具としての役割を果たすことにあったことを美しい映像で語る作品なのです。 しかしその題材をほぼコメディに近い演出でト…
この映画を観たほとんどすべての人が同じ感想を抱くのではないかと思います。それは 「外見がやたら素晴らしいのに中身がない」 美術・衣装・背景がとてつもなく凝っていて(つまりお金がかかっている)映像が素晴らしい美しさなのに反比例してストーリーは…
実はこのブログのアクセス解析で昨今ずっと困っていることがあります。 というのは 「銀河英雄伝説」田中芳樹そして旧アニメに限る というブログ記事がずっと上位を占めている、ということなのです。 いや、 「銀河英雄伝説」田中芳樹そして旧アニメに限る …
相変わらず邦題の酷さはすさまじいのですが、内容は思いがけず晴らしいものでした。 監督の名前が聞きなれないラテン方面なので検索したらチリ出身ということで納得しました。偏見になってしまいますが、映画の雰囲気が南米映画によくある情感にあふれたもの…
最近ちょこっと考えてみたことを書きます。 いろいろな作家(小説・マンガ・映画など問わず)の中でも特別に話題になる人とそうでもない人がいます。 例えば素晴らしい実力があり面白い作品を書いている(作っている)のにさほど注目を集めない人と、それほ…
「真実を語ることができない国にきみたちは住みたいのか」 という言葉をギャリソンが言い放つ場面がありました。(おおよその記憶) ところでわが国ではこの言葉の持つ意味はほとんどないように思えます、今現在。 もちろんそうではない国になりたいのですが…
しばらくブログを書けずにいました。理由のひとつは仕事が忙しかったからなのですが、もうひとつはちょうど観始めたのが映画『JFK』でこれが非常に面白いのですが簡単に感想をまとめきれるような代物でなくしかも他に様々気を取られることがあって(コロナと…
毎日毎日、私たちはなんという国に生まれ住んでいるのだろう、と思わされています。 PCR検査が一向にされない、ということがそのすべてを表現しているように思えます。 新型感染症の蔓延で世界中で基本的に行われていることがこの国ではどうしても進行さ…
いつものことだけど「世紀のスクープ」という付け加えられた副題は的外れで馬鹿々々しい。 日本の映画界としてはこの映画のテーマが「世紀のスクープ」に騒ぐ報道と認識しているのだ、と認識していいわけですね。 このことは現在も日本社会で叫び続けられる…
上の記述とは逆に犬童一心監督作品『ゼロの焦点』を観てからの展開でした。 と言っても野村芳太郎の映画はすでに鑑賞済みでその後松本清張原作も読んでいます。 で今回の犬童一心監督作品『ゼロの焦点』ですがまさしく現在日本映画の欠点をすべて出し尽くし…
『嵐が丘』を久しぶりに読み返しました。(久しぶりが短いのですが) やはり心惹かれます。 そして今回再び他の翻訳と比較してやはり中村佐喜子文体が一番しっくりくると確認しました。 せっかくなのでここでエミリ・ブロンテ(中村佐喜子訳)が書いたこの物…
youtu.be とても興味深い動画に出会ってしまいました。『嵐が丘』全翻訳比較、という企画ものです。 ちなみに私のいち推しは中村佐喜子氏であります。 『嵐が丘』は初めて読んだ時からずっと数えきれないほど読み返してきた小説です。自分で購入した手持ちの…