ガエル記

散策

『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』第八話~第十話

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ネタバレしますので、ご注意を。

 

考えれば、ルーイ―たちが寒そうなのはじっと座ってなくてはならないからというのもありますよね。

なにしろ纏足で少し動くのも側女が手助けしています。すぐに足をマッサージしてもらっているのも歩くのがかなり大変だからなのでしょう。

後宮にあれだけ若い女性がいてなかなか妊娠しないのも運動をしないせいではないのかとも思うのですが、楽器を弾くのが特技という妃はいますがダンスが得意というのは纏足では無理すじでしょうか。

じっとしている場面ばかりなのでこちらの体がなまってきそうになってしまいます。血の巡りが悪くなりそうです。

その辺も漢方で処方していく、ということでしょうか。

女優さんたちは勿論高い靴をはいているだけですがなかなか歩きづらそうです。

 

ところでルーイ―が一番好きと言った「沈水香」ふつう「沈香」というものですね。

最も良いものは「伽羅」というやつです。

皇帝にお勧めしたお茶「麦門冬湯」これは喉の痛みに効くんですよね。私も利用しています(笑)

白蕊姫が慧貴妃に生意気な口をきいたために宦官に顔を叩かれ頬が腫れあがってしまいます。どんなに強く叩いたんだと呆れますがその時白蕊姫が皇帝の寵愛を受けていたのですぐに薬が処方されるのですが却ってそのために腫れが酷くなってしまうのです。

医師によるとこの薬の中に瑠璃茉莉が混入してしまったために作用して毒性になったというのですが、その瑠璃茉莉の入った香料袋を持っていたルーイ―が犯人ではないかと疑われてしまいます。

ルーイ―のピンチを救ったのはなんと前回おとなしく無口なハイランでした。内気なハイランはルーイーの匂い袋が破れていたのを繕ったのが自分で入っていた瑠璃茉莉は品質が悪かったので取り出して別の香料を入れたのだからルーイ―は瑠璃茉莉を持っていなかったのだ、と自ら進んで証言したのです。

この場面はかっこいいものでしたね、

それと同時にとにかくあらゆる場面に漢方的なものが登場して面白いです。

 

そしてここから皇子の問題が浮上してきます。

第一皇子がこともあろうに酷い扱いを受けていたことがわかります。

彼の生母はもう死去していたためでした。

 

さらなる展開が予想されていきますね。