原題:鬓边不是海棠红、英題:Winter Begonia)
エピソード16まで鑑賞。
京劇のすばらしさ、細蕊の美しさを堪能しました。
京劇を題材にした作品といえばどうしてもレスリー・チャンの『覇王別姫』を思い出さずにはいられません。
あの作品では蝶衣の兄弟子への恋心が描かれていました。その意味でも挑戦的な作品でもあったのです。
本作品のヒロインたる細蕊と鳳台の関係が(今のところ)恋心ではなく親友として描かれているのは逆に今風だと思っています。
あの頃は同性の恋心を描くことが特別だったのですが現在では逆に友情として描くことに意義があるのでは、と私は感じています。
鳳台は細蕊の美しさに見惚れますがそれは恋愛感情というより畏敬の念なのではないでしょうか。
そして鳳台の妻も単なる女性ではなく人格を描かれていく。
そしてまさか鳳台が囚われの姫君になるとは・・・・。