ガエル記

散策

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『月に咲く花の如く』その7

この時の春杏ちゃん、すごい美人ですね。 エピソード36までやってきました。全話の半分ほどでしょうか。長すぎだわーと思っていたのが半分まで観てしまいました。なんだか逆に観るのが惜しいですw ネタバレしますのでご注意を。 とにかく波乱波乱の毎回で…

『一度きりの大泉の話』萩尾望都 その4

一度きりの大泉の話 :萩尾 望都 | 河出書房新社 https://t.co/agqDuNmciJ 数日前に読了。今に至るも余韻が強い。竹宮惠子さんとの切り結びが、ここまで凄まじいものだったとは。確かにこれは外野にできる唯一のことは、萩尾さんの「放っておいてほしい」とい…

『一度きりの大泉の話』萩尾望都 その3

もうこの話は一段落、とおもっていたのですがツイッターで「村田順子さんのブログ」を知りましてその記事をリンクして少しまた書いてみます。 blog.goo.ne.jp 竹宮惠子氏側のかたの目から見た感想である、ということもあり私はなるほどなあと思いました。そ…

『一度きりの大泉の話』萩尾望都 その2

もう少し続けます。 ネタバレしますのでご注意を。 先に書いた文章の中で私は「萩尾望都氏は『十年目の毬絵』で無意識に自分の思いと願望を描いてしまったのだろうか」と書きました。 とはいえ『十年目の毬絵』は1977年にビッグコミックオリジナルに掲載と書…

『一度きりの大泉の話』萩尾望都

他の多くの方と同じように私も一度読み始めたら止めることができず無我夢中で読み続けてしまいました。 そして多くの方と同じように私もこの本より5年前に出版された竹宮惠子著『少年の名はジルベール』を当時に読んでいます。 他の方のレビューを見ていると…

『月に咲く花の如く』その6

27話鑑賞中。ネタバレしますのでご注意を。 いや面白いです。 東院を立て直すためにケシを栽培して阿片で儲けようとした周瑩ですが、目をかけていた老人夫婦が阿片のせいで亡くなった事件で育ったケシをすべて焼却してしまいます。 ケシの収益がなかった周瑩…

『月に咲く花の如く』その5

ますますネタバレします。ご注意を。 まだ三分の一もいっていない途中経過でこの物凄い展開。 こんなドラマありますか? めちゃ優しくて男前でヒロインと相思相愛の夫君・呉聘が死んだだけでも衝撃恐ろしかったのに、唯一の心のよりどころであるお腹の子供が…

『月に咲く花の如く』その4

今回マジでネタバレですのでご注意を。 まさかまさかの・・・・。 いや確かにあまりにも呉聘がかっこよすぎ優しすぎ最初からふたりイチャイチャし過ぎでこれじゃもうハッピーエンドと同じじゃないか、と思ってはいました。なのでもう観る必要ないかなとも。…

『月に咲く花の如く』その3

さすがにもうやめよう、と思っていたのに周瑩の養父が面白すぎてやめそこねた。はっきり言って共演している俳優さんたちも感心して観ている気がするよ。 あの立ち回りは生半可な役者ではできないのではないでしょうか。 この繰り返しでやはり離れることがで…

『月に咲く花の如く』その2

観始めてすぐとんでもない事件が発生しどうなるかと気をもんでいったん収まったのでもうここらで観終わってもいいかな、ちょっと退屈になってきたかもと思いつつ少し先に進ませたらまたもや意外な展開が始まりました。 これが面白ドラマの手口というやつか。…

『月に咲く花の如く』

アマゾンプライムとうとう観たいものがなくなって(というか見つけられなくて)困ったことに。ドラマは敬遠したい私ですがとりあえずいくつか試し見していたのですがやはりぴんと来ない。 そんな中で出だしから面白く思えたのがこのドラマ『月に咲く花の如く…

『アニメーションの女王たち』ナサリア・ホルト

ディズニーの世界を変えた女性たちの知られざる物語 というキャプションが本書を説明しています。 1934年にビアンカという女性がウォルト・ディズニーに手紙を送ります。その後の面接でウォルトは彼女の才能を認めビアンカはディズニースタジオシナリオ部門…

ドラマ「スパイの妻」

映画だと思って観始めました。映画にしては(しかも黒沢清の)軽い映像だなあと思いながら。やはり映画とテレビドラマは何か違いますよね。 しばらくして「ん?やっぱり違うのか?」と思ったらなんとテレビドラマ版があったのですね。 ずいぶん早いテレビ放…

『ソーイング・ビー』シリーズ3

シリーズ3まで観終わりました。 とても楽しい時間でした。 丁寧に作られた衣服のすばらしさ。 ネタバレしますのでご注意を。 前二回とはまた違う面々違う展開なので人選には非常に気を使っていると思われます。 年配者が多くなるのが日本の番組とは違ったと…

人は何のために生きるのか

以前何の番組だったかも忘れてしまったのですがテレビ放送で(たぶんNHK?) 「人はなぜ生きるのか」「なんのために生きるのか」 という問いかけをしているものがありました。 尋ねられたのはふたりの小学生くらいの兄弟でした。お兄ちゃんのほうは「そんな…

ダニエル・イノウエ氏の話

これ酷いなぁ pic.twitter.com/p208GWcqqn — Tsunehisa Nakajima / AAPI (@carlostsune) 2021年4月12日 今朝このツイートを見て驚きました。 ツイートをされたTsunehisa Nakajima / AAPI氏はその後続けてこの内容が虚偽ではない証拠を挙げておられます。 安…

『コンタクト』ロバート・ゼメキス

何度も観ている作品です。 最初観た時はあまり良さがわからずにいたような記憶があります。 しばらく間を置いて観返した時突然その面白さに気づき慌てました。 それからも何度か観て今回再々再再度観てこの素晴らしい映画をなぜもっと世界は騒がなかったのか…

『ソーイングビー シリーズ2』

シリーズ1のすぐ後は「新しい出演者」になじめない気がしましたが時間が経つとちゃんと好きになっていく不思議です。 ネタバレしますのでご注意を。 元警官のデビッドがあれほど活躍するとは思いませんでした。 かなりガサツに思えていたのに進むごとに技術…

『バルバラ異界』萩尾望都&マンデラエフェクト~記憶はすり替えられる~

昨日に引き続き萩尾望都です。今回は『バルバラ異界』これも複雑な物語で様々な角度から思い出し論じたくなります。 『バルバラ異界』ほど複雑な作品もそうそうないのではないでしょうか。物語は多層に構築され扱われるエピソードアイテム発想も多岐にわたり…

『銀の三角』萩尾望都

たぶん何回かこの作品については書いているはずですが私にはこの作品がまだよくわかってはいないのでまた何回か書くことになるでしょう。 萩尾望都の凄さはどんなに書いても語りつくせることはないのですがキャラクターの創造についてもまた然りです。 昨今…

『どら平太』市川崑

大好きな市川崑監督である。 しかも脚本は四騎の会と名乗る黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹という物凄い面々。 尚且つ主役を務めるのは役所広司わき役も有名俳優が名前を連ねる。 プロデューサー西岡善信の作品を観ても素晴らしいタイトルが並ぶ。 ここ…

『ソーイング・ビー シーズン1』決勝戦まで

とても楽しく観ています。服作りは絶対に必要だし良い企画ですね。素晴らしい。 ではネタバレしますのでご注意を。 決勝戦の3人は納得のアン・ローレン・サンドラでした。 長時間にわたる戦いなのに80代のアンが最も悠々なのが凄いです。 最後のイブニング…

『ソーイング・ビー 1』

アマゾンプライム、次は何を観ようかと探しまくったけどこれと思うのがなく、ついに『ソーイング・ビー』に手を伸ばしました。 NHKEテレでなんとなく巡り合った時に観ていましたが観始めると気になる番組でした。 アマプラで観るほどでは、と思っていたので…

『れいわ一揆』原一男

思いがけず見つけたアマゾンプライムでのレンタル(課金)にて鑑賞しました。まさかこんなに早く観ることができるとは思っていませんでした。 一月万冊を見ている者としては映画館での鑑賞もしくはせめてDVD購入したいのですが借金ありの貧乏人なので配信レ…

『青天を衝け』NHK大河ドラマ 6話7話

『青天を衝け』ツボなエピソードが多くて楽しいです。 鎖国状態だった日本に異国人が入り込み、さらに江戸時代に固定されていた身分制度が崩れ始めていく。 百姓でありながら商売人でもある栄一の家。さらには勉学をし剣術も叩き込んでいく。 武士である慶喜…

『金日成の子供たち』キム・ドギョン

アマゾンプライムにて鑑賞。ドキュメンタリー映画です。 アマプラで偶然見つけての鑑賞でした。 非常に質の高さを感じさせるドキュメンタリー映画です。 大きな感動を覚えたにもかかわらず「事実なのだろうか?」という疑問が湧いてきてしまったのも正直な気…