ガエル記

散策

『月に咲く花の如く』その2

f:id:gaerial:20210420054651j:plain

観始めてすぐとんでもない事件が発生しどうなるかと気をもんでいったん収まったのでもうここらで観終わってもいいかな、ちょっと退屈になってきたかもと思いつつ少し先に進ませたらまたもや意外な展開が始まりました。

これが面白ドラマの手口というやつか。

 

 

 

以下ネタバレですのでご注意を。

 

エピソード10まで。

養父と旅をしながら詐欺的パフォーマンスで稼いできた周榮はその養父に下女として売り沈家に飛ばされてしまう。

その家の馬鹿坊ちゃん沈星移

最初のエピソードはこの殺人事件でさすがにどうなるんだ?と気になり観続けてしまいます。

結局犯人はよくわからぬままですがとにかく沈家が呉家に強い恨みを抱く、という布石が打たれます。

また呉聘は胡咏梅という良家の女性との婚約があったのですが呉聘が暴漢に襲われ昏倒してしまうという事件も起き杜明礼という怪しい男の口車に乗せられ胡咏梅の父親は結婚を破談してしまうのです。

婚儀が行われれば呉聘は目を覚ますだろうという占いを信じる呉家の人々はこの事態に驚き嘆くばかり。いたたまれなくなった周瑩は「私が結婚する」と言い放つ。そして占いは実現し呉聘は目を覚ます。

 

様々な布石が打たれまくっています。

これらがどう回収されていくのかやはり気になります。

 

さらに富裕と貧困の問題、西洋人への偏見、女性の立場などいろんな問題がてんこ盛りです。

昔のドラマはこうした問題を引きずりまくっていましたが現在のドラマはすぐに解決していく傾向があるのでそのあたりのストレスはかなり軽減されています。

 

呉聘を演じるピーター・ホーはとにかく体格がよくて見惚れます。表情も穏やかで若旦那の良い見本です。

 

インテリアは伝統的でありながら華やかになるようデザインが考えられていてこれも眼福です。