ガエル記

散策

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

女性を犠牲にする作品ばかりの日本アニメは狂気を生む道しかない

youtu.be 「アドベンチャータイム」を観ながら書いています。 昨日、実は「ロリコン」について書こうかなと思っていました。 「家父長制」から連想されるワードは「ロリコン」なのです。 「家父長制」がそのまま「ロリコン」になるわけではないですが、男女…

山本寛氏のブログ記事に衝撃を受けました

ちょっといきなり衝撃を受けています。 ameblo.jp 自分は女オタクである、というつもりでもいました。 子供時代とは違って正直アニメからもう離れてしまってるにもかかわらず自分はアニメ好きだ、となんとなく自分自身だけに言い続けていたような感じなので…

「儀式」大島渚

「どろろ」そして自作品「妖狼伝説」で物語の根源となるのが家父長制の呪いです。 それは家父長である男に支配される者たちの恐怖と怒りであるだけでなく家父長となる男の恐怖と怒りでもあるのはなんという悲劇であり喜劇なのでしょうか。 今や家父長制など…

「どろろざんまい」番外編 その2

こういう話をこれから描きたかったのです 「妖狼伝説」小説へのリンクです。 マンガよりもこちらが読みやすいかもですw なお、小説とマンガは内容はある部分を除いてほぼ同じなのですが、構成がまるきり変わっています。 上は小説の冒頭へ。 下のリンクはシ…

「どろろざんまい」番外編

www.pixiv.net 早速の「どろろ」番外編です。 番外というのは自分の書いた小説及びマンガ「妖狼伝説」についての話だからです。 その作品は右側面のガエルリンク「ガエルpixiv」から入っていけます。幾つか別のものもありますが「妖狼伝説」というタイトルで…

「继园台七号 No.7 Cherry Lane」PV

youtu.be chanime.net 最初観た時、「昔のアニメ?」と思ったら今の作品なのですね。 あえて昔っぽさを出しての作品ということでしょう。 日本のアニメはなんとなく「これでなきゃ誰も見ないよ」つまり今テレビで放送されているあの感じのアニメでなければ観…

「どろろ」新旧比較してみる その12

「どろろざんまい」参ります。 第21話「逆流の巻」 タイトルの逆流、これには「ぎゃくる」とルビが振られています。辞書によると 「仏語。生死輪廻の流れに逆らって、悟りへの道におもむくこと。→順流 (じゅんる) 」 とあります。 このタイトルがこの回をそ…

「どろろ」新旧比較してみる その11

「どろろざんまい」参ります。 さてついに「どろろざんまい」アニメ新版の最後まで到達して話していきます。ここから先、新版ははっきりと他の「どろろ」とは違う物語になっていきます。 鬼神を倒すことで身体を取り戻すことが百鬼丸の目的、という設定はそ…

「どろろ」新旧比較してみる その10

「どろろ」マンガについてまだ少し。 ヒロインの少女がこれほど可愛くない、いや可愛いのだけどロリータと言える年齢の少女としての可憐さではない。 しかも百鬼丸から「はっきりいっておまえのくさいのくさくないの、何か月からだを洗わないんだ?」と言わ…

「どろろ」新旧比較してみる その9

「どろろざんまい」新版での16・17・18話でまだ途中ですがここでそれぞれの良さと欠点と他との差異を考えてみたいと思います。 手塚治虫著「どろろ」原作マンガは勿論すべての原点です。なんといってもこの凄まじい物語を産み出し作り上げることができたのは…

「どろろ」新旧比較してみる その8

「どろろざんまい」続けます。 新版での17・18・19話「しらぬいの巻」「問答の巻」「無常岬の巻」は絡まり合っているので一挙に語っていきます。 またこの部分はマンガとアニメ旧新版での違いが顕著にあります。 昨日も書きましたがアニメ旧版はこの3話分を…

どろろ」新旧比較してみる その7

今朝はまず京都アニメーション放火事件で亡くなられた方々に哀悼の意を捧げたいと思います。そして負傷された方々の早い回復をお祈りします。 なぜこのような事件が起きてしまったのか、犯人はなにを考え実行したのか、今はわかりませんがこんなつらく悲しい…

どろろ」新旧比較してみる その6

今日も「どろろざんまい」参ります。 さてアニメ新版では14話「鯖目の巻」15話「地獄変の巻」となります。私がダビング失敗(タイトルと時間表記出てるのに中身が真っ黒だったという)で見損ねた二つの回ですがちょうど2話構成になってて、しかも新版として…

どろろ」新旧比較してみる その5

「どろろ」ざんまい続きます。 さて「ばんもんの巻」に続く「白面不動の巻」は新旧同じ順番になっています。1969年版で12・13話の二回。2019年版では13話めの一回です。 順番と回は重なっていますが内容と受ける印象はかなり変わっていて私としては新版で最…

「どろろ」新旧比較してみる その4

父としての権威が軽くなった醍醐 ばりばりに家父長の権威の醍醐 うん 大好きパパ そして次に物語のポイントとなる「ばんもんの巻」 アニメ旧版では3回、新版では2回に渡って描かれます。新版はひとつ少ないですがその代わりに「多宝丸の巻」という回が一つ前…

「どろろ」新旧比較してみる その3

お父さんの造形かなり違いますなー。 さてさて、どろろざんまい、続けますよー。ネタバレだらけですのでよろしくです。 「どろろ」の物語で印象的なものは前回書いた百鬼丸とみおの悲しい恋の物語です。 これはアニメ旧版・マンガでは百鬼丸がどろろと出会っ…

「文豪お墓まいり記」山崎ナオコーラ

山崎ナオコーラさんの本は読んだことはこれまでになく、この本に取り上げられている日本の文豪さんたちにもあまり馴染みがないのですが「文豪の墓にお参りする」というそれ自体はよくあることなのかもしれませんがそのことをまとめて本にした、という企画が…

「どろろ」新旧比較してみる その2

「どろろ」マンガもほんとうに面白くてついつい読んでしまうのですが手も足も目鼻もない百鬼丸の赤ん坊時代がどういうものか可愛くてたまらないように描いてあるのですよね。これはもう手塚氏の感性なのでしょうけど、かわいそうというより可愛いという感覚…

「どろろ」新旧比較してみる その1

引き続き旧「どろろ」を観つつ切り替えて新「どろろ」も追いかけて観る事にしました。 ちょぼちょぼと思ったことを書きしるすだけにはなりますが、どうしてもやりたくなってしまったのでしょうがありません。 作品を比較して観ていくと様々な違いがあって書…

アニメ「どろろ」1969版 観始めました。

「どろろ」好きだというわりにはあまりよく観ていないし読んでいない気がしてきたので今月は「どろろ月間」にします。(先月は「銀河英雄伝説」月間でした) というわけで「新どろろ」に続き「旧どろろ」アニメ見始めました。 なんとモノクロームアニメなの…

アニメ 「どろろ」(2019版)古橋一浩 鑑賞しました

昨日書いたように途中が抜けてしまいましたが「どろろ」2019版鑑賞し終えました。 何度も書いていますが私は1969年版アニメを夢中になって何度も観ていましたし、マンガ「どろろ」は手塚マンガの最高峰だと思っている者ですがこの2019版もまた非常に魅力ある…

アニメ「どろろ」途中

リメイクアニメ「どろろ」19話まで鑑賞中 以下ネタバレありますのでご注意を。 放送時観ていなくて録画していたのをブルーレイにダビングして今見ている途中なのですが何と14・15話が録画されているとでているのに何も映っていないという初めての事実に戸惑…

「王妃マルゴ」(7巻まで)萩尾望都 その苦悩は癒えていないのです

7巻かなり前に発売されていましたが、やっと読めました。 やはり面白かったです。 史実(といっても史実は知りませんが)を描いたマンガでフランス宮廷を舞台にした宗教戦争、様々な人々の野望と愛憎が渦巻く物語でかなり駆け足で話が進んでいくのですが、萩…

「ふたつをひとつに-ロボットと仏教-」森政弘

ロボットが好きなのですぐに予約録画してしまいました。 内容は思った以上に面白かったです。 なんといっても工学博士森政弘氏のキャラクターが魅力的でありました。 あの「不気味の谷」の提唱者がこの方だとは知りませんでした。 御年92歳で大好きな本を取…

「なぜ日本は男尊女卑なのかを知らない日本人のなんと多いことか」教えてチコちゃん

夫がいますが「最近『チコちゃん』がつまらなくなった。知ってることしかやらない。松竹梅くらい知ってる。誰だって知ってることばかりやってる」と言い出しました。 私は「そんなこと言ってもそうそうはっきり知ってるわけじゃないかもよ」「それにほんとう…

アニメ「進撃の巨人」Season3 中身は少年マンガ論になってしまってますが

アニメ「進撃の巨人」Season3から見直しているのですが、やはり面白いですね。しかしこの内容の複雑さ今現在いや過去のマンガの中でも他にないもので、これを子供・思春期に観ている人たちはいろいろと大変だと思ってしまいます。 「進撃の巨人」の類稀と思…

絶滅危惧種

あまりにも空しくてどうしようもない。 こんなことがいつまでも続いている社会でどうやって生きていけばいいのか。 若い頃「日本の男尊女卑は酷い」という言葉を聞いて「そんなまではないのでは?」と思った記憶が残っています。 気づいていなかった、という…

「アラバマ物語」ロバート・マリガン

幾度かテレビ放送で途中場面を観たりすることはあったと思うのですが、久しぶりに全体を通して観てみました。 昔の映画を久しぶりに観てみると時々おやっという違和感が生じる場合があります。ましてやこの映画は1962年制作のものなのでモラルや感覚などがず…

アニメ「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」 安彦良和

6月は「銀河英雄伝説」アニメ鑑賞一色でしたのでやっと「ガンダムオリジン」を観始めました。 これは安彦良和マンガでも読んでいます。ファーストガンダムでは「もうひとりの主人公」と称されていたシャアは作品を経るごとに本当の主人公になっていきました…

「ガタカ」アンドリュー・ニコル コン・ゲームでした

なかなか色々考えさせてくれる面白い映画でした。 ありそうな、というかもうすでにその片鱗さえ身近に感じられる近未来SFでありディストピアものですが、内容をジャンル分けするならSFというよりは欧米映画での人気ジャンル《コン・ゲーム》のほうなのではな…