ガエル記

散策

「ふたつをひとつに-ロボットと仏教-」森政弘

ロボットが好きなのですぐに予約録画してしまいました。

内容は思った以上に面白かったです。

 

 

なんといっても工学博士森政弘氏のキャラクターが魅力的でありました。

あの「不気味の谷」の提唱者がこの方だとは知りませんでした。

 

御年92歳で大好きな本を取り出すと子供のように「これは面白い」と言われるのですが、中身は「サイバネティックス」英語とそれに関する図が載っている本であります。

小さなころから飛行機のソリッドモデルを作って教師を驚かせた、とかいかにも工学好き少年の逸話ですね。

 

そういった工学博士が優れたロボットを作るためには人間の心を知ることが必要でありそのためには仏教が最も適している、と考えていくのも面白いです。

つまりここんとこがマッドサイエンティストとの境目になるということでしょうか。

ロボット自体の性能を良くすることだけを考えるのではなく、何のためにロボットを作るのかが問題なわけですね。

 

そして「倒れるから歩けるのです。倒れないものは歩けない」というのも面白い倒れそうになりながら足を前に進めることで歩く、わけです。

 

ロボットコンテスト、テレビでやってると何気なく見てしまう。ロボットもっと早く社会に進出してほしいよ。

 

「ロボットに介護してもらうなど空しい。人間の暖かさがない」という意味不明なことを言う人がいますが、私はロボット介護者めちゃくちゃ希望しています。

老後、ロボット介護兼話相手が存在するといいなあ。

貧乏だから思い切り箱型ロボットになりそう。金持ちは美形アンドロイドでしょうねえ。

 

ロボコンでの森政弘氏の言葉がムネアツです。

 

www.official-robocon.com