ガエル記

散策

『グラスゴーの連続殺人鬼』

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アマゾンプライムにて鑑賞しました。イギリスお得意の抑えた渋さのある脚本演出で非常に見ごたえあるドラマでした。

実話をもとにしたドラマで「伝説の刑事」と呼ばれたというウィリアム・マンシーを演じたダグラス・ヘンシュオールがとても良い感じでした。(ところでヘンシュオールって Henshallなのだけどヘンシャルではいけないのだろうか。グラスゴー的にはこう発音するのか?)

イギリス男性の顔立ちに面長型と四角型があると思うのですが四角型がとても好きです。

1950年代に起きた事件でもあり捜査方法がなんとも間が抜けてのんびりしているように思えてしまうのも女性に対する扱いが酷いのも時代を感じさせます。

そんな時代に起きた連続殺人事件でありその犯人であるピーター・マニュエル役のマーティン・コンプストンが憎々しい小狡い男を演じていました。

 

最近は連続殺人というとあまりにも大げさな猟奇を強調したものが多すぎるのでうんざりしていたのですが本作は2016年作製ながらそうした奇をてらったものでないのも好感が持てます。(と連続殺人に対して言うのも奇妙ですが)

 

連続ドラマですが三話で簡潔に収めているのもまた潔い。ぴしっとしまった高質な仕上がりでした。

(実はもっと長いと思っていたので急に終わってあれっとなってしまったのですよ。こんな面白いのを三話で終わらせるなんて見上げた根性です)