ガエル記

散策

『誰も知らない』wowow

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私にしては珍しくリアルタイム(っていっても韓国では去年のドラマではありますが)で気づいて第1話から観始めています。

冒頭から心惹かれる映像でこれは絶対おもしろいな、と思って検索したら視聴率1位を独占した連続ドラマとのこと。よかった。これが標準でなくて。

 

以下ネタバレしますのでご注意を。

 

 

 

 

とはいえその冒頭に猟奇的殺人場面が出てきてちょいと引いたのは確かです。しかし(テレビドラマでもあるからか)惨たらしいその描写は回避されています。

私自身が殺人系ドラマばかりチョイスしているくせに文句を言うのもおかしいのですが韓国映画は以前殺人方法が壮絶すぎ残酷すぎでさすがに引くわというイメージがありました。工夫するあまりこれでもか、に走ってしまったという感があるのです。

しかし昨今はそうした過剰さが抑えられてきていると感じていました。

本作は連続殺人犯が被害者の手のひらにキリスト教でいう「聖痕」のような刺し傷を作る特性を持つ、という設定を配しています。

被害者を殺す前に手のひらをキリのような刃物で刺しとおすのです。

友人を同じ手口で殺された主人公ヨンジンは犯人から「実はお前を殺すつもりだった」という言葉を電話で聞かされます。

自分の身代わりに親友を殺した犯人を捕まえたいという一心でヨンジンは警察官となりますが20年の間何の手掛かりも見つからないままでした。

 

事件解決だけに突っ走ってきたヨンジンには友人もおらず結婚もせず一人暮らしなのですが同じ集合住宅内で虐待を受けている少年と出会い親しくなっていきます。

 

連続殺人事件が時効となった後にDNA再調査がされようとしますが、あるひとりの遺族の母親は遺品はすべて燃やしたと食ってかかります。

またヨンジンは親友の母親から「もう事件は忘れたほうが良い」と諭されます。

そんな時に殺された親友の年の離れた妹がアメリカから帰国して姉の遺品をヨンジンに渡したいと申し出ます。

その時「あの事件の数日前に奇妙な男から渡されたものがある」と言って差し出したのが6枚羽の天使のぬいぐるみ人形でした。

 

この時から事件が動き始めます。

殺人が起き、そこから血痕を辿るヨンジン。

ヨンジンの前に現れたのは手のひらの「聖痕」から血を流して見せる教会の牧師でした。

 

ヨンジンを演じるキム・ソヒョンがスレンダーでかっこいいのです。虐待を受けている男子高校生ウノにはまだまだ謎がありそうです。

 

リアルタイム視聴なので続きを待つのが苦しい。

気になるっ!