ガエル記

散策

『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』第一話~第三話

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『如懿伝』観始めました。

観る前は好きになれるか、観続けていけるか、とも思っていたのですが観始めたら夢中になって観ております。

清朝の風俗は見なれないととっつきにくいかもしれません。男は辮髪で前頭部を剃っていますし(このころ日本は江戸時代ですからちょんまげなんで同じっていや同じなんですがね)女性の髪形はかっちり結い上げていて(これも当時の日本女性と似てるっていや似てる)足は見えないけど纏足でハイヒールというか全体に高い靴で手指には長い爪のような装身具をつけていますのでかなり奇異です。

やたら広大な紫禁城の内装も華美すぎですし働く人も多すぎるしなにもかも豪華すぎなんですが慣れてくるとこうでなくては物足りない。

 

日本の時代劇を見て最初おかしいちょんまげが気にならなくなるように清朝ドラマで辮髪が当たり前になってくれば立派な中華ファンとなった証拠でありましょう。

 

さてそのあたりは昔取った杵柄ですでに抗体ができております。乾隆帝を演じているウォレス・フォ氏は正統派二枚目という感じで辮髪も決まっています。

乾隆帝は諱の弘暦が使われ、嫻妃はウラナラではなく青桜という日本人的にも馴染みやすい名前で登場します。どうも俳優さんが「ウラナラ」という名前が発音しにくいのではないかと思ってしまうのですがどうなのでしょう。

ところで諱=いみなの意味は死後つけられる名前、とだけ思っていたのですが貴族としては生前の本名だけれど一般には使わない、という意味だったのだと検索で初めて認識しました。

ゲド戦記』で通名ハイタカ、本名がゲドというのと同じですね。

もっとよく勉強しなおさねばなりません。

 

先日観た『背徳と貴婦人』とは違い、本作では乾隆帝(弘暦)と嫻妃(青桜)はもともと深く愛し合った仲なのに仕方なく別人を正妻にせねばならず嫻妃(青桜)は側室にならざるを得なかった、という筋書きになっています。

 

つまり乾隆帝は初めの皇后を愛していたので嫻妃を嫌々ながら次の皇后にした、という史実(なのかどうかよくわかりませんが)とはまったく異なる設定なのですね。

 

それにしても乾隆帝清朝の最盛期の皇帝で功績も多大であり文武両方に名を馳せた人物ということですがここまでのドラマでは女たちに振り回されているようで大変です。

 

そして久しぶりの周迅(ジョウシュン)再会うれしやです。

もちろんしばらく見ていなかったのでかつてと同じとは言えませんが、やはり少女っぽい魅力の持ち主ですね。

彼女のおば役がジョアン・チェンだったのでこちらもお久しぶりで驚きました。