面白いなあ。
ヒロインも脇も敵も魅力があって楽しいです。
変に残酷すぎたりエロすぎたりしないし、日本映画で必ず感じるジェンダー疑問だとかをちゃんと意識して作られているのがわかります。
この凄さってとんでもないことに思えます。
ずば抜けた能力を扱ってはいますがリアルな範囲内で考えられていて特殊な超能力になっているわけでもない。テンポよくて飽きさせないけどいつもの人情味もちゃんとある。点数つけたら満点を越えていくようで空恐ろしいですわ。
しかもラスト近くにソル・ギョングの過去作品を知ってたら笑えるという裏技まで仕込まれていて参りました。
もうもうもう日本映画と比較するなんていうのはあまりにも空しいのでやめます。
しかしなぜこれが作り切れないのか、よくよく考えて欲しいとは思います。
チョン・ウソンは相変わらずの美貌でした。やはり敵役は美貌であってほしいです。
なんだろう、洋画でいえばマッツ・ミケルセンみたいな感じでしょうか。