2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
『ストロベリーフィールズ』1976年に描き下ろし ネタバレします。 『トーマの心臓』のすぐあとの物語。 夏休みになってエーリクは養父となるユーリ・シドと初めての夏を過ごす。 シドは愛する妻を失いエーリクは母を失った。 その女性はマリエという同じ人だ…
1974年「少女コミック」19号~52号 『ポーの一族』と共に萩尾望都の執筆期70年代の代表作です。 ここまでの記事で「萩尾望都と言えば少年のイメージが強いが実は魅力的な少女を数多く生み出してきた」と書いたのはこのふたつの代表作の主人公が少年であった…
1974年「別冊少女コミック」4月号 絵が突然変わったような成長したように思えます。 ネタバレします。 そして物語も突然変わったような。 SFを描くと萩尾望都の才能はより鮮明に他とは違う何者かになる。 夢見るように美しい少年と少女の恋。 そして少女に恋…
1974年「別冊少女コミック」3月号 原作付きなので余計思うのですがこの話、萩尾望都作画でなければあまり読めなかったのではなかろうかと。 ネタバレします。 「ただの子ども」=「飛ぶ子ども」という含みを持たせた話なのだけど実際には人間の子どもは飛べ…
1973年「少女コミック」21号 はい、やっぱり自由奔放な美少女とそれに翻弄される年下の少年の物語です。 ネタバレします。 で、年下だけど精神年齢は彼女より上という。 『妖精の子もり』では兄妹だったのが姉弟になるけど血のつながりはないんだから結ばれ…
1973年「少女コミック」15号 この作品がとても好きだった。 今読み返しても最高の一作! なぜみなこれに注目しないの? ネタバレします。 キャベツ畑の中に建つ一軒の家に住むのは三人の魔女だった。 ジョージイ・ポージイ・プリン=パイなんてステキな名前…
1973年「週刊少女コミック」正月増刊フラワーコミック 扉絵1p+内容6ページの短い絵物語です。 ネタバレします。 やっぱりこういうお話が入ってくるのが萩尾氏の良さだと私は思ってしまう。昔風の女性性も肯定しているところがほっとするのである。 これが…
1972~1976年「別冊少女コミック」「少女コミック」「ちゃお」「おひさま」 すみません、これだけは全部は目を通していませんし今からきちんと全部通す気力はないのでおおよそ適当です。 ネタバレします。 読んだことはいくつかありますが持っていたのに全部…
1972年「少女コミック」35号 これも萩尾作品の中ではほとんどとりあげられないタイトルではないでしょうか。 ネタバレします。 表紙はこれも萩尾氏が繰り返し描かれるバレエですが、中身はまったくのバレエではなくキャンプのお話。 男女が入れ替わる話、と…
1972年「少女コミック」23号 萩尾望都氏は服飾の学校で学んでいるせいもあり幾つかファッションを題材にしたマンガ作品がある。 その一つが本作。 ネタバレします。 ガリガリ鼻ぺちゃそばかす、という本人は気にしているのだろうけどそんなに悲劇的ではない…
1972年「別冊少女コミック」6月号 萩尾望都SFの醍醐味が味わえます。 ネタバレします。 萩尾望都SFの第二弾というところでしょうか。 第一弾は『あそび玉』であるとして。 この第二弾では萩尾望都SFの重要なテーマであると思える男女の物語が絡んでくる。 (…
1972年「別冊少女コミック」5月号 望都ガールというジャンルはあるのだろうか。望都女子でも萩尾少女でもよいが。 萩尾望都、というと「天使のような少年たち」と言われる気がするけどこうして読み返していくと特に初期は少女たちの活躍がすばらしい。 ネタ…
何度も読んでいたので記憶もあるのですが何故か見当たらない。 なので後で記述します
1972年「少女コミック」12号 以前のノリを忘れてしまったのでまっさらからの再開となります。 『ポーの一族』シリーズを全部通してから戻るのはwiki年表に従っているからもありますがその方が書きやすくわかりやすいかなという判断によるものです。 ネタバレ…
最終巻です。 この内容でたった四巻というのは現在のマンガでは考えられない。 ずしっと重い四巻です。 まったくの未読の初読みでした。こんなすごい話とは思わなかったしこんなに読みやすいとも思ってなかった。やはり手塚マンガは(少なくとも私には)めち…
あけましておめでとうございます。 2025年が良い年でありますように! いつも通りやっていきます。 ネタバレします。 第十七章「脱出行」 シュマリ、十兵衛(土方歳三)太財弥十、なつめの四人は地震による落盤で炭坑内に閉じ込められてしまうがシュマリの執…