1972年「少女コミック」23号
萩尾望都氏は服飾の学校で学んでいるせいもあり幾つかファッションを題材にしたマンガ作品がある。
その一つが本作。
ネタバレします。
ガリガリ鼻ぺちゃそばかす、という本人は気にしているのだろうけどそんなに悲劇的ではない、というのが少女マンガにとって大切なのだった。
そして少女はほんのちょっとだけの魔法で目覚めるのだ。
今となってはこんなファンタジーはあり得ないのだろうか。
萩尾作品としてもあまり語られることはない一作であるが萩尾氏の魅力と才能はファッションにも活かされている。