1972年「少女コミック」12号
以前のノリを忘れてしまったのでまっさらからの再開となります。
『ポーの一族』シリーズを全部通してから戻るのはwiki年表に従っているからもありますがその方が書きやすくわかりやすいかなという判断によるものです。
ネタバレします。
男性マンガそれも昔の男性マンガ家から萩尾マンガに移行すると女の子がなんと元気で邪悪で可愛らしく生き生きしているかと感じさせられる。
本作は特に男子が主体となったロックバンドに可愛い女子エマがドラマーとして参加することになる大騒ぎを描いていくのだがまあそれらの楽しいことといったら!
自己チューの美少女エマに引っ掻き回される男子たちの涙と汗の物語なのである。
散々エマは愛らしさ破天荒さで男たちを振り回した挙句「ごめんあそばせ!」と去っていくのである。
まあ今や「ごめんあそばせ」という言葉は通じないかもしれないが。
萩尾マンガはそのままミュージカルなことが多いけどロックバンドが題材のこともあって最高なミュージカルマンガとなっている。
何故アニメ化しないのか。
謎としか言えない。
今となれば最高の「サークルクラッシャー」彼女といえる。