マ・ドンソク目的で鑑賞。実はマ・ドンソク初鑑賞です。
つまらなかったら途中でやめようと思っていたのですが、意外にもとても面白く最後まで観てしまいました。
後で知ったのですがドンソクさんではなくもう一人の「男」であるジニルを演じたミンホさんがおおかたの目的の映画だったのですね。なにもかも知らないまま観ていました。
とはいえ私はマ・ドンソク目的でした。
ツイッターなどでマ・ドンソクさんの雄姿を見かけて以来気になっていました。どんな方だろうかと思っていたのですが噂にたがわない男振りでした。
映画自体は確かにアイドル主演映画らしい単純な構成なのですが日本映画のイメージからするとかなり本格的にハードで演技もかなり良かったのではないかと思います。
特に殴り合い場面が激しく血が流れる上に回数も多くほとんど殴り合いでできている作品のようにも思えます。敵役の若者もクール系イケメンでなんだろうイケメン同士の殴り合い&イケメンvs太目おっさんの殴り合いで血を流すシーンがカッコ良い目的の映画なのでしょうか。
ジニルの恋人ガヨンも魅力的な少女でふたりの純愛が古典的で良く飽きずに最後まで観れたのですが終わってみるといろいろ残念な思いも浮かんでいましたw
原題『두 남자』も『二人の男』という意味のようですのでこの映画はジニル(ミンホ)とヒョンソク(マ・ドンソク)ふたりの男の生きざまに焦点を当てているわけです。
それならばその二人の男の対比をもっとくっきり描かなくてはタイトルの意味がありません。
ジニルが大切なのはガールフレンド、ヒョンソクにとっては娘、という対比にしているようでもありますがいまいちぼんやりしています。
むしろガヨンを中心にふたりの男の愛情の形を描いたほうがわかりやすかった気もしますがマ・ドンソクのイメージとして年若い女よりも自分の娘をかわいがる親父にしたかった(そして恐妻家である)という気持ちが作品をぼんやりさせてしまったようです。
いや、どちらもできると思うのですが。
などというような改善策を考えていくときりがないほどになりそうなのでむしろこのままでいいのかもしれませんw
私はなかなかに楽しめましたし良い映画だと思います。