
25・26・27巻です。
ネタバレします。
横山『三国志』と対抗するようにキャラクターが違う本作だが夏侯惇だけはほぼ同じイメージで描かれているように思える。
忠義というよりも強い家族愛として曹操を見守っている。
故郷の譙に軍を駐留した曹操は昔遊んだ亀を見出していた。
程昱と曹操。程昱のひょろりとした長身が楽しい。
仕方ないが横山『三国志』では曹操の軍師たちがわずかしか出てこないためこれら軍師たちの名を聞いても反応できなかったけど今回の読書で知ることができた。これからが楽しみである。
そして玄徳は孫権の妹を娶ることとなる。

関西弁でヒョウ柄の衣服をまとった派手な化粧のおねえちゃんは玄徳を気に入る。
玄徳は嫁と仲良く孫権の館に入る。
玄徳は周瑜の身を案じていた。孫権はこの言葉を聞いて周瑜の養生を考えるが周瑜はこれを辞した。
が周瑜の病は突如彼を射止めてしまう。
享年三十六。
名医華佗のエピソード。
横山版でも同じだが本作でも納得はいかない。
それでもそれが曹操なのだという説明のみで納得してしまうしかない。
「唯才是挙」

そしてここでもう一人、そして最高の軍師である司馬懿仲達が登場する。
許褚は曹操を守り抜く。
戦いの場面が続き記録していくのは難しい。というかこれはもう作品を見るしかない。
馬超の雄姿はたしかに横山版ではあの独特の兜以外はあまり感じられないが本作ではこれまでの武将とは違う破壊力を感じさせる。
呂布を思わせる迫力である。騎馬民族というイメージなのだろう。