ずっと世の中に関係なく突っ走っている本ブログですが一年に一度くらいは振りかえってみましょうか。
今年2024年はおおむね前半と後半にくっきり分かれています。
たぶん去年もそうだったのでは。
というのは去年の6月から今年の6月までほぼ横山光輝を読み続けていたからです。
去年は6月から後半を横山光輝沼。
今年は最初から6月までの前半を横山光輝ひとすじ、だったと思われます。
とりあえず観てみましょうか。
はい。2024年1月1日横山光輝著『史記列伝/上』から始まりました。
『クイーンフェニックス』『赤影』『地球ナンバーV-7』『水滸伝』『三国志』『伊達政宗』『狼の星座』『隻眼の竜』『武田信玄』『長征』『白髪鬼』と幸福な時間をすごしていました。
毎日濃密で刺激的な日々でした。
2月も『バビル2世』『その名は101』『マーズ』など。
3月『魔界衆』『伊賀の影丸』など。
4月『兵馬地獄旅』そして『三国志』の再読など。
5月『三国志』再読の後短編を特に『野獣』に痺れる。
6月『宇宙船レッドシャーク』『バビル2世』再読、そして先日その後半年を幕末歴史にほぼ浸かって過ごす羽目になる罪深き『飛猿斬り』これも再読でしたがほんの短いこのマンガ作品で自分の興味の方向性が捻じ曲げられてしまいました。
ブログに書きだすマンガ自体はいろいろですがその他の時間は近代日本史勉強に捧げていました。すべて横山光輝氏が描いた山田一郎のせいです。
マンガ感想記録としては横山光輝氏作品はここで一段落。まだまだ初期短編などはあるのですが。
などと言いながら記録を辿ると確かに直後は白土三平『カムイ外伝』から始まりますが
7月には『時の行者』に戻っています。未練があったようです。『暗殺道場』『闇の土鬼』www『死神主水』までいってまた白土三平『忍者武芸帳影丸伝』しかしまた『三国志』wwwww
8月『三国志』の後突然青池保子『ケルン市警オド』そして横山光輝『三国志』を読んでいる間ずっと気になっていた王欣太『蒼天航路』
9月楳図かずお『わたしは真悟』そしてまたまた横山光輝『史記』おいおい全然前半だけじゃないじゃないか。
10月『史記』からの能條純一『昭和天皇物語』これは明らかに日本近代史勉学の一つです。しかし面白かった。
11月けっきょくまた『水滸伝』からの『ジャイアントロボ』アニメを経て東村アキコ『かくかくしかじか』何故か『ヨルムンガンド』マンガ&アニメからの萩尾望都デビュー作からずっと追っていく旅をはじめ
12月萩尾望都『ポーの一族』シリーズの『青のパンドラ』まで駆け抜けました。萩尾作品はまだまだ続きますのでまたいつか再開します。
それから関川夏央/谷口ジロー『「坊っちゃん」の時代』そして杉浦日向子『合葬』これも日本近代史勉学のため。
それなら手塚治虫『陽だまりの樹』もあるじゃないかと再読しました。
これは先日書きましたが以前読んだ時はまったく理解しておらずこれもすべて横山光輝『飛猿斬り』山田一郎のおかげで『陽だまりの樹』が理解できるようになったと言っても過言ではないのです。
何しろ山田一郎は『陽だまりの樹』主人公万二郎が尊敬する藤田東湖の水戸学の申し子天狗党の中心人物なのですから。
横山光輝描く主人公に惚れ込んで手塚治虫マンガで理解できたというのは自分的に面白い体験でした。
そしてそのまま日本近代史勉学として今現在同じく手塚治虫『シュマリ』を読み、2024年最後の感想記事は『シュマリ』でたぶん明日2025年最初の記事も『シュマリ』から始まるでしょう。
昔の作品が多いせいもあってどれが一番とは言い難いのですが私としてはそういう意味で横山光輝『飛猿斬り』と手塚治虫『シュマリ』が衝撃的だったと言えましょう。
今年一年皆さまありがとうございました。
明日から始まる2025年もよろしくお願いいたします。