ガエル記

散策

『伊賀の影丸』横山光輝 6巻

「土蜘蛛五人衆の巻」

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

秋月藩で暗躍した土蜘蛛党の残党に命を狙われる影丸

半蔵は手下の忍者たちに影丸の警護を命じた。

 

正直言うとこの巻はかなり手詰まりを感じてしまう。

これまで半蔵からの指令を受けて攻撃していたものを影丸の護衛という変化を持たせたのだろう。もしかしたら抜け忍のカムイが常に追っ手に狙われる状況なのを影丸に与えてみたのかもしれない。

が、本作品のこれまでの史実をない交ぜにしたストーリーと比べてしまうと物足りない。

敵が再登場の土蜘蛛党(恨みを持ってという設定だからやむをえないが)というのもあって得体のしれない恐怖、というのも期待できない。

 

唯一嬉しかったのは村雨兄弟の再登場だった。これも再登場ということになるがこちらは望むところ。

源太郎だけは凄く念入りに描かれてる気がする。

ここだけ切り取るのは危険

かわいいけど容赦はしない

 

この身長差がいいのだ。

しかしこれも

今回、源太郎が出ていなければ・・・

かわいいふたり。

「ゲーッ」も見れた。

 

多勢に無勢、土蜘蛛党が哀れで気の毒でもある。

 

続く。