ガエル記

散策

『伊賀の影丸』横山光輝 13巻

由比正雪の巻・その三」表紙はなんとなく昔の方が丁寧に描かれている気がする色塗りも。

 

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

そうなのか

ヌードというよりスカートはいてる感じの邪鬼様。影丸の仲間である源心と戦いその力量を見せつける。

 

邪鬼様、着やせするタイプというのか脱ぐとけっこう凄い体なのだ。

邪鬼は源心を高い樹に吊るして影丸を誘う。

あくまでも邪鬼の狙いは影丸だからね。

 

こ、これは影丸くんの女装、だよね?

なぜここで女装せねばならないのか、必要なのか。少年だからこそできるものかもしれないが。

右コマのセリフ、ちょっと気になるがこういう言い回し以前はしていたのか。

「しわざくさいぞ」ではなく?

 

邪鬼は念願どおり影丸と対決できて満足そう。

 

そして道を急ぐ影丸

なにこれかわいい

そしてこんな技を

 

そして源心も

かっこいいねえ

 

 

しかし源心は影丸に姿を変えた夜叉王に欺かれ命を落とす。

がその夜叉王は影丸の姿をしていたために邪鬼によって相打ちとなる。相打ちは邪鬼の得意技だ。なぜなら邪鬼は数時間後に復活するからだ。

 

本物の影丸は自分にそっくりに化けた夜叉王の死を知り仲間の源心もまた殺されたのを知って悲しむ。

そこへ邪鬼が現れて影丸は自分にそっくりに化けた忍者が死んだ経緯を覚った。

影丸は邪鬼との戦いを受けるが今は源心を失った怒りに満ちていた。

邪鬼はいつの間にか影丸の風下に立っていた。

影丸はふところから痺れ薬を流し邪鬼の体の自由を奪う。不死身とはいえ今体を焼かれ灰になっては生き返ることはできないだろう、と影丸は告げる。しかしそんなことをしてもどうにもならない、と影丸は刀を収めた。

邪鬼は影丸に敗れたと悟る。

 

 

由比正雪は先を急いだ。

そこへ馬の一群の暴走が近づく。影丸の仕業だった。

馬の群れの中で影丸と幻斎の熾烈な争いが繰り広げられる。

が馬の群れが去った後に残っていたのは幻斎の死体だった。

 

影丸は正雪を討とうとするがたちはだかったのは太郎坊だった。

しかし「太郎坊にはあの影丸は討てぬ」と正雪はひとり戻って影丸と対峙する。

影丸は正雪の家来が忍者姿になり現れたと思い込んだが、忍法ぬのかくれの中で見えたのは正雪自身だった。

正雪もまた忍者だったのだ。

正雪と影丸は斬り合いとなり正雪は深手を負う。しかし血を流しながら正雪は供の半兵衛を探し介錯を求めた。

半兵衛は泣きながら正雪の首を抱き去った。

 

こうして「由比正雪の乱=慶安の変」は終わったのである。

 

伊賀の影丸

仲間という関係が描かれる前に次々と死んでいく。

今はキャラクターが死ぬのは大騒ぎになるが本作はあっけなく皆死んでしまうなあ。