ガエル記

散策

『伊賀の影丸』横山光輝 11巻

なにこの表紙、笑わせたいのかwww

由比正雪の巻・その一」

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

由比正雪は『時の行者』で読んだので知っているわけだけど「慶安の変」とも言われる史実で自分の記憶にもなにやらドラマとか何かであった気もする。

正雪は幕府転覆を謀った後失敗追い詰められ自刃し見せしめのため磔(本作ではさらし首)となったが本作ではそれが偽物で本人は生き延びていた、という『魔界衆』の冒頭のような設定になっている。

 

本作での白眉はやはり左近丸。その存在感は影丸の影が薄くなるほど。

忍者の一味なのにとても綺麗な衣装の美少年剣士。

慌てふためく影丸をクールに諭す。

しかも盲目という。前髪があるので14・5歳くらいなのか。

むくつけき僧の前に美少年。危ういと思ったら

逆におじさんの方が捕らわれてしまった。

ううむサディスティック美剣士。

このコマの針は身中にめり込むよう細工されているらしい。

美少年に襲われガクッとなるオジサン・・・ヤダ。

 

おじさんをやっつけた左近丸に呼ばれ駆け付ける影丸たち。

影丸・・・(´;ω;`)ウッ…台詞とどこおりがち(チクショー主人公はオレだぞ)

 

一方正雪は

占いばっかしてる変な男におんぶを強要され

 

ものすごく困った顔でおんぶされ移動wwwww

横山他作品で美女をおんぶして恍惚とする下男の話があったからこれもそういう心境なのではと勘ぐってしまうのだ。

(となると伊賀野さんとバビル2世もやはり)

 

 

そして虚無僧集団の出現。

『闇の土鬼』で虚無僧が集団で出てきて大笑いしたのだけど、ここですでに虚無僧は集団で登場するのだね。

ていうか虚無僧は集団で登場するものなのか。

なんかもうニョロニョロにしか見えない。

この場面もおかしくて笑ってしまうんだけど虚無僧ってこういうものなの????

プオオ、プオオもおかしいんだけど笑うものではないのか。

こういう台詞、横山マンガでは頻繁に使用される。

三国志』だと「雑魚に用はない」ってやつ。

 

そして登場

すぐわかってくれると思ったのに

察してくれないつれない影丸

 

名乗らなければいけなくなるツライ

 

邪気は影丸を討ち取らせてほしいと頼む

そのあいだにひきあげる

やっぱゆかい

 

やっとふたりきりになれたのに

すぐに仲間を呼ぶ影丸

影丸と(イチャイチャ)戦いたいのに犬や猪と戦う羽目になる悲しい邪気あわれ

 

そして影丸たちは正雪を追うが・・・。

 

続く。

 

もうノリノリで読んでますがw

(過去は忘れたい)

左近丸くんが麗しすぎて影丸の立場がなくなってしまったのはかわいそうだった。

横山先生、美少年がセクシーすぎる。

簡単な線で描かれてるのにすごく繊細に感じる。

美しい・・・

影丸は一緒にいたくないのかな・・・

早く続き読みたい。