ガエル記

散策

『尚食』その4

続き観ていきます。

相変わらず、というのか朱瞻基と姚子衿の近づきそうで近づけない関係と美味しそうな料理の戦いが繰り返されます。

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

18話、料理の話では必ず食材を使って絵を再現する、的なエピソードが取り上げられますが確かに美味しくはならないだろうなとしか思えません。

それにしても皇太子が皇太子妃がここまで嫌っていて一介の料理人女性に心惹かれている、という基本的設定はどうなのだろうか。

一介の料理人と書いたけどそもそも姚子衿は優れた教育で知性教養を与えられた身分だったゆえに皇太子は彼女を好きになっていく。

一方皇太子妃はそうした知性教養が圧倒的に足りない。足りない、というより何も持っていないに等しい。おまけにそうした知識欲がまったく無いのですね。

好奇心がないところが皇太子にはがっかりなのでしょう。とはいえ悪い女ではない。

むしろとても良い人なのですが面白くないわけです。

 

ここまで観てきた中華時代劇、主役男性が好きになる女性は必ず知性教養がある女性、となっている。

この表現は日本ドラマにはほとんどないのでは?

日本ドラマであれば教養を鼻にかけた女性と無学だが心優しい娘、という対比になりがちでは?と思いましたがいかがでしょうか。