ベン・ウィショーなのでおもしくないわけない、と思って観たらやっぱりおもしろかったですね。
疲れ切った顔。
NHS(イギリス国営の国民保健サービス)病院の産婦人科で働くアダム・ケイ医師はまだジュニアドクターという肩書。
日々体液にまみれ妊婦と赤ちゃんの生死が彼の疲労にかかっている。
医療ドラマは人生模様と生死が絡んでくるので必然的に面白くなってしまうのでしょう。とはいえ私自身はそれほど医療ドラマを観てはこなかったのですがベン・ウィショー主演となればどうしても気になります。
やせっぽちでそうでなくても疲れ切った顔の彼にはぴったりの役どころ。
BBCらしく彼のアイデンティティもすんなりゲイであるという設定があまりにも自然に振られていました。
あまりにも過酷に忙しくて観ているだけで疲れてしまいそうです。そう思ってしまうのも上手く作られているからでしょうか。
赤ちゃん誕生はこの世界で最も幸福な瞬間のひとつですが、それが成し得なかった時の苦しみは想像できないものではないのでしょうか。
産婦人科医は医師の中でももっとも過酷だと聞きます。そしてそれだけでなくこれから生まれてくるはずだった赤ちゃんの死を見届ける仕事はあまりにも辛いとしか思えません。
それだけに赤ちゃんの産声とお母さんの笑顔を見ることができた時の喜びは何にも代えがたいのではないかとも考えますが。
疲労困憊の中取り返しのつかないミスを犯してしまったアダムの苦悩は続きそうです。