ガエル記

散策

『宮廷の諍い女』その3

実は途中で別の映画を観ようと思ったのですが観始めたら気持ちが乗らず結局本作に戻ってしまいました。私には中華時代劇が一番の異世界もののようです。逃げ道ということですね。おもしろいものに限りますがw

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

意地悪な寵姫、親身になれる仲間の妃嬪、そして身内の関係者の裏切り、こうしたエピソードはたぶんどのドラマにも配されていてその妙が違いとなるのでしょう。

『如懿伝』と本作『宮廷の諍い女』今の段階での違いはヒロインと皇帝が『如懿伝』では年齢が近く幼馴染で添い遂げようと最初強い愛情を持ちながら進むほど失望していくのに対し本作はヒロインに対しては皇帝がかなり年が離れています。

そもそもヒロインが後宮入りすることにある種の嫌悪感を持っていてそのため入ってすぐに病にかかったふりをするのですが偶然宮内で出会った皇帝を皇帝と気づかぬまま相思相愛になる、というややこしい経過をたどります。

その後はヒロインも覚悟を決めて皇帝の妻として勤めるのですが、後宮は生半可な覚悟ではいつどうなるかわからない恐ろしいダンジョン世界なのでした。

 

もうひとつ、皇帝から見てヒロインとの間に入る「色男」は物語に必須でしょうがここまでの段階で本作では皇帝のお気に入りの弟であるのに『如懿伝』では身分のない自衛にしかすぎなかった、という点ですね。

果群王はどうやらこの後も活躍するようで楽しみです。

正直『如懿伝』は女性たちはとても良かったのですが男性俳優には物足りなさがありましたw物語的にはマイナスではなかったのですが。

果群王の李東学はまじでかっこいいです。ちょっとれいわの山本太郎氏に似ていますねw