ガエル記

散策

『宮廷の諍い女』その2

やっぱり面白くてやめることができない。

ネタバレしますのでご注意を。

 

『如懿伝』の皇帝は超イケメン青年なので皇帝でなくてもモテそうですが本作の皇帝はかなりくたびれた感じのおっさんなので最初「若いヒロインが結ばれる相手として良いのか?」と心配だったのですがその二人が共に詩歌に長じ音楽を愛し風雅な心を持つという共通点で結ばれていく過程に納得してしまいました。年若い十七弟が登場したので「まさかこちらと結ばれるとか?」とも案じたのですが当初皇帝との結婚におびえていた甄嬛が身分を偽った皇帝と仲を深めていくうちに本当に好きになっていくというのは彼女が身分を狙って好きになったのではない、という証明をしたかったわけですね。

 

そしてやはり登場する悪の親玉とその手先となる小悪党。『如懿伝』にも描かれましたが小悪党の死は亡霊を創り出すようです。

と言ってもこちらの亡霊は敵を罠にはめるための芝居。

そして如懿にしても甄嬛にしてもめちゃくちゃ頭が良いという共通点。中国ドラマの女子は頭が良くなくては務まらないのです。