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ポルターガイストか奇跡か? 喋るマングース ジェフの物語


ポルターガイストか奇跡か? 喋るマングース ジェフの物語 【陰謀コーナーベストセレクション】

 

このお話、他の人が語っていたらこれほど面白く思えなかったかもしれません。

アリさんの人柄というより哲学といったものでしょうか。

ある意味胡散臭いと言われても仕方ない物語が特別な価値を持っていくように思えます。

映画でも時々奇妙な物語が感動に変化する場合があります。

先日観た『サイン』の持つ感動と同じように思えます。

トウモロコシ畑に描かれたミステリーサークルは宇宙人が描いたものか?という馬鹿げたお話と思える題材が信仰と家族の復活となっていく深いテーマがありました。

 

そして他の話題にもアリさんが何度か語られた「思春期の少女が不思議な現象をもたらす」というもの。

これもある側面からは「女の子というのは嘘つきだ」だとか「精神が安定していないからだ」とかいう否定的な考えも呼んでしまうものです。

あの『エクソシスト』も少女だったからこそ特別な意味合いが含まれてしまったように思えます。

手塚治虫氏の短編マンガでは少女も出てきてはいたのですが少年がポルターガイストを呼び起こしてしまったという物語があります。これも不思議にエロチックな味がありました。どこか少女的な少年という感じでしょうか。

 

思春期という短い時期は特別な力を持っている、とイメージしてしまう大人の推測も関係してしまうのかもしれません。