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New!!本当は怖い 実力主義の話【陰謀コーナーベストセレクション】


New!!本当は怖い 実力主義の話【陰謀コーナーベストセレクション】

これはまたとても興味深いお話でした。

アメリカの出来事は他の国よりもよく聞くのではないかと思っていましたがここまで悲愴な状態になっているとは思いませんでした。

 

ツイッターでは毎日日本がいかに以前よりも貧しくなっていっているか、それにともなって日本人の心まで荒んでいっているかを知らされます。

昭和期に真面目に働いていれば誰でも(というのは大げさでしょうが)適齢期になれば結婚して子供を二人育て小さいながらも一軒家を建てたまには家族旅行を楽しむ、というのが庶民の人生でした。そんな当たり前の人生はつまらない、とさえ人はよく批判したりしたものでした。

ところが今では低所得のゆえに結婚をあきらめ子供をあきらめ一軒家など夢にも描けずツイッターで憂さを晴らすしかないという人生しか望めないのです。その憂さ晴らしがネトウヨや弱者への攻撃になっているのではないかとしか思えません。

 

戦後日本人は懸命に頑張って急成長したと思い込んでいました。

経済大国と自称し学力優秀と自慢しどういうわけかアジア諸国を見下げて自分たちは特別な存在だと思いあがってしまったのです。

一体どこで道を誤ったのだろうか、とも思いますが、いや日本人というものがもともとそういう人間なのであって成長したと思い込んでいただけであってなにも変わってはいなかっただけなのかもしれません。

今の日本を観ていると経済も学力ももう特別な域にはいません。

しかも心の優しさも思いやりも非常に薄いのを感じます。

そして最も大切な「幸福を求め与える理想」を失った、もしくはその重要な思想を持っていない国民のようにも思えます。

 

ところがこのアリさんのお話でそれは日本人だけでなくアメリカ人も同じだと知って驚いたのです。

「頑張って勉強すれば立派な人間になれる」

という考え方は日本とアメリカでは違った結果を生み出している、と私は思っていましたがアメリカもまた負のスパイラルの中に落ち込んでしまっているのですね。

 

こどもたちはもう親の世代を超えることができない、という状態は日本もアメリカも同じだった、のですか。

それは実力主義「頑張って勉強すれば立派な人間になれる」ことは人間が求めるべきである「幸福になれる」ことではない、のだと証明されたのです。

 

さて。

 

何度もここで同じような問いかけをしているとしか思えませんがもう一度言います。

 

さて。私たちは新たなる道を見出すことができるのでしょうか。

幸福へつながる正しい道を見つけそこを歩んでいけるのでしょうか。