シリーズ2一度観ていたつもりだったのですが、よほどながら見していたのか、まったく思い出せないのでまた観ることにしました。
ネタバレします。
ケネディ夫妻がロンドンを訪問するエピソードはさすがに記憶に残っていました。(もしかしたら以前にも記事を書いた気もする・・・・)
ケネディ夫妻が宮殿に到着するとそこで働く者たちだけでなくエリザベスの夫であるフィリップまでがそわそわと落ち着きがありません。
皆の関心はジョン・F・ケネディ大統領ではなくその美しい妻ジャクリーンでした。
エリザベスは30代半ばとなり自分が年を取ったと感じて参っていた時に若い活力に満ちたジャクリーンに嫉妬します。
年齢だけで言えばジャクリーンはエリザベスより3歳年下だけなのですが彼女に会う者たちは皆その魅力に惹きつけられてしまうのです。
宮殿を案内するという夫フィリップを押しとどめてエリザベスは自らジャクリーンを接客します。
アメリカ人らしいざっくばらんな態度のジャクリーンですが話してみると彼女はとても繊細で内気なのだとわかりエリザベスは共感を持ちます。
ジャクリーンを好きになってしまうエリザベスに後日妹から情報が告げられます。
別のパーティでジャクリーンがエリザベス女王を無気力な中年女だと噂していたというのです。
エリザベスはこれを聞いて発奮し、困難とされていた外交で成功を示して見せたのでした。
一方ジャクリーンは夫ケネディから「きみの外交力に感謝する」と皮肉を言われます。
ジャクリーンは再びエリザベスを訪問して自分たち夫婦の内情をばらします。そして薬を打たれて失言をしたと謝罪するのでした。
他の様々な映画や情報からジャクリーンのこの描写は嘘ではないのだろうと思われます。
一見華やかに見えるファーストレディと呼ばれる女性の内情がどういうものなのか。特にケネディはアイドル的な人気があっただけに昨今「実は・・・」という話が暴かれているようです。
王族ではないケネディの訃報にエリザベスが特別な弔意を示したことに心を打たれます。それはケネディ自身へではなくその妻ジャクリーンへの敬意なのです。
ケネディ夫妻のエリザベス女王夫妻への挨拶がおかしかったです。お決まりの「無作法なアメリカ人」描写ですが。
トランプ大統領もやっぱり(同じく)エリザベス女王への挨拶がとんでもない無作法で女王に「尻を向ける」という動作をやった時はさすがに凹みそうでしたw
なんでしょう。アメリカ人としては「礼儀作法を知っていることはらしくない」ということなのでしょうかね。