ガエル記

散策

『れいわ一揆』と安冨歩教授について その3

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そうして安冨教授の言葉を聞き、本を読み、『れいわ一揆』公開上映となって原一男監督の言葉を聞き、読んでいると様々な思いが押し寄せてきます。

それは失望・無念さなどではなくむしろさらに大きな期待であるのは何も不思議なことではなく当然のことなのです。

 

社会を変えていくのはひとりの英雄なのではなくつまりは市民ひとりひとりの考え方なのです。

山本太郎とれいわ新選組がある時期ー人々が日本社会に絶望しもうどうしようもないのではと思った時期に突然現れ人々、私たちに進むべき道がまだあることを教えてくれたのは本当です。

安冨・原、二人が言われている通り、私たちは確かにそれを感じました。その後太郎氏が進むべき道に迷ってしまったからといってそれを責める必要はもうないはずです。

私たちは道を探す、という手法があることを知ったのですから。

特に私はその1、その2で書いてきたように盛り上がっている時に安冨さんの言葉や本を探すに至らず、れいわ新選組が崩壊しかけた時にその存在に気づいた者です。

太郎氏がそのままでいたら私は安冨教授を知らないままでいました。

崩れ落ちそうになった瞬間に別の手をつかめたのです。

 

教授の言葉で、社会の変革はひとりの人間が「してくれる」ものではなく、それぞれの考え方なのだということをこの年齢になってやっと知った気がします。

もちろん山本太郎氏が教授のいうように自分の力で再び立ち上がることができたら頼もしいリーダーになってくれることでしょう。

しかし彼だけではなく一人一人が社会を良くしようという考えをもつ市民となることが最も大切なのです。

あまりも当たり前のことを威張って書いているようで我ながらおかしくもありますが、意味のある言葉としてそのことを理解していなかったのです。

 

さて山本太郎とれいわ新選組はこれからどうなっていくのでしょうか。

あの一時期を知った人々はどうなっていくのでしょうか。

とても楽しみです。