ガエル記

散策

『ザ・クラウン シーズン3』

第6話「ウェールズ公」も好きな一話でした。

エリザベスの長男であるチャールズがイングランドの一地域ウェールズの大公となる前に3か月その地に滞在し勉強をする話です。

ウェールズイングランドに支配された地域です。言語も違えば習慣も違うこの地域は長い間イングランドからの強い圧政下にありながらその尊厳を失うまいとしてきました。

何の知識もないままにウェールズを訪れたチャールズは教師からの厳しい叱責を受けた後懸命に言葉を勉強しプリンス・オブ・ウェールズの叙任式にウェールズ語で演説を行いました。

しかし母であるエリザベスはチャールズが自分自身をウェールズに重ね合わせて考えていることを察しそれを咎めます。

チャールズは時期王位に就く者としての責務と悲しみを感じずにはいられないのでした。