ちょっとだけ続きを。
ネタバレしますのでご注意を。
第3話までだけでもこの作品はかなり他の作品と特に少年マンガとの違いを感じます。
少年マンガでは師弟関係はとても重要な物語となります。
見る目のある師匠が他の人からは軽く見られ馬鹿にされているような主人公に隠れた才能を見出し育て上げていく、という作品は定番としてあると言えます。
ところが本作での主人公の師匠であるドーマスは主人公ボッジのあまりの非力に失望します。そしてボッジの戦い方を卑怯である、王の剣ではないと判断してこれを否定するのです。結果ボッジは個性を発揮できず瀕死となります。
ドーマスにとってはボッジのライバルである弟王子ダイダの攻撃的剣こそが自分の技を教えたい魅力を感じさせるのでした。
この感じ方は明らかに危険をはらむものです。
ボッジの戦い方はむしろ相手を傷つけない立派な戦い方だと言えるのですが好戦的なドーマスは自分の考え方こそが正しいと信じているわけです。
これはもう主人公以上にドーマスがどうなっていくのかが気になって仕方ありません。
私は原作未読なのでこれからどうなっていくかが今はもう楽しみなのですが登場人物の誰もがどうなっていくのかどう表現してくれるのかわからなくてわくわくします。
マンガを先に読んでしまうのもありですが今はアニメを楽しみたい気もして悩みどころですね。