よくこんな俳優さんいたなあ、と思ったらご本人がご本人の役でありました。
アマプラで鑑賞しました。タイトルは知っていて前から気になっていたのを今頃見つけて慌てて鑑賞。もうじき見放題が終了するので未見の方はお急ぎください。
仲良しイギリス人オタク二人組が憧れのSF大国アメリカをオタクの旅を満喫する途中憧れの宇宙人に出会ってしまう、というストーリー。
まさしくオタクが夢みるオタクストーリー。
そのまま日本人に当てはめてもいける感じが楽しく鑑賞いたしました。
でもやっぱり魅力のすべては「宇宙人ポール」が持っていると思えますね。
手をこすって治療するのは『ベスト・キッド」のミヤギさんでしょうか。日本人だとわりとやるしぐさではあると思うのですが。目のマッサージをする時とか。
表情が豊かで笑っちゃうし登場人物の中で一番男らしくてかっこいいのがポールです。
かたやふたりのオタク地球人はそろってダメダメな感じがこれも愉快でした。
最初はあまりにもかっこ悪くダサいので（すみません）マジでこれか、とちょっと驚きましたが、とてもまじめなオタクで次第に共感してきました。
もちろん私自身がオタク仲間だということもあってこんな旅ができるのは羨ましい。方向性はちょっと違いますけれども。
（私だったらやはりまずは『ツインピークス』ツアーでしょうか）
とにかく見放題終了前に気づけてよかったです（せこい？）
とても楽しめる作品でした。
どんな作品にもいえることではありますが、こうした「オタク映画」というようなノリの作品はとにかくセンスというか人柄がすべてを決めていくと思います。
ちょっと間違うとイヤ～な感じになってしまったりするものです。特に女性の描き方に顕著ですが男たちがダサい中年なのにヒロインだけ美少女だったりする、というようなものですが、本作はそうした差別感もなくゆったり楽しめました。
シガ二ー・ウィーバーがこれの出演を受けたのがすごく偉いなあ。
