ガエル記

散策

『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』その13

様々な出来事が次々と起こってはいきますがいわばダレ場になるのかもしれません。

それでも目を離せませんが。

 

 

ネタバレますのでご注意を。

 

 

 

皇帝の心を再び射止め紫禁城へと戻った瓔珞は目まぐるしいほどに様々な攻略で皇帝の寵愛を引き寄せ他の妃嬪の追随を許さない。

特にそれまで寵妃と自認していた嘉妃と純妃は瓔珞を貶めようと画策するが瓔珞はその上を行く。

嘉妃は瓔珞と傅恒の過去をほじくり皇帝の嫉妬を利用しようとしたが瓔珞はあえて皇帝と立ち向かうことで自らの潔白を証明してみせ寵愛は却って深くなってしまう。

純妃もあれこれと瓔珞の失墜のきっかけを作ろうとするのだが逆に自分が危うくなってしまうのでした。

 

このパートで傅恒の止まらない熱愛が邪魔に思えてくるのですがしぶしぶ結婚した爾晴がみるみる鬼の形相になっていくのを見ると彼もかわいそうではあります。

彼女の傅恒への愛と嫉妬と復讐が綯交ぜになった感情の噴出はこの物語の中でも凄まじいエピソードです。

聖人君子たる傅恒がやっと妻を尼寺に押し込める決意をしてすっきりするのですがこちらもほっとしましたw

 

傅恒は皇帝から再び重い任務を任されます。その後、城内で担い籠に乗った瓔珞を見かけるのですがふたりはまるで同志のようなまなざしを送りあうのです。

傅恒もどこか吹っ切れた思いがあるのでしょうか。

妻の嫉妬で悲しく死んでいった侍女青蓮の「あの方を忘れなくてはなりません」という言葉も作用しているのでしょうか。

運命を受け入れてなおも強いつながりを持つのはかっこいいなと思います。

 

さてさてとはいえ瓔珞いじめはなおも続きます。令貴人から始まった瓔珞ですがあっという間に令妃にまでのし上がりました。

第50話となりそろそろ最終章へと近づいてきた感があります。

今ではもう『如懿伝』と比較しなくとも万全の面白さを堪能してます。