ガエル記

散策

『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』その10

もうすっかり『瓔珞』迷になってしまいました私です。

それぞれの良さがあるので選択する必要はないのですが比較していくと『如懿伝』よりも確かな深みがあるのですね。

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

 

そうでした。

『如懿伝』で炩妃の美しさを認めて「私の妻になれ」と呼びかけ彼女がこれを断ると「ではお前が上り詰めていく手伝いをしよう」といういわばメフィストフェレスの誘いをしたのが宦官の進忠でした。そしてそれがかなわない時はあきらめて私の妻になれというわけです。宦官でありながら色欲を持ち且つ強い権力志向を持っている怪しげな雰囲気の人物だったのでした。

それが本作ではなんと自分は皇族なのにもかかわらず運命の悪戯で奴婢の身分として蔑まれる存在になっている、このままではおられるものかという人物として描かれていきます。

この意識が真実なのかどうか、そして『如懿伝』の進忠にあたるキャラクターなのだったらこの先の彼の運命は?と気になります。

しかしこのふたりの関係性も『如懿伝』では悪役としてのおぞましいものだったのが本作では納得の「良い関係」として描かれます。

とはいえ今後もそのまま進んでいくのかどうかはわかりませんが。

 

そして傅恒侍衛が凌侍衛ならばどうなっていくのでしょうか。