ガエル記

散策

『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』その15

おもしろくなってきました。

やはり順調に言っている時より困難の時ほど瓔珞の知性が光りますね。

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

いきなり葉侍医の女装が出てきて腹痛い。共演者はよく笑わずに演技しました。

 

飛ぶ鳥を落とす勢いだった瓔珞ですが本来の願望だった富察皇后の仇を討ったことを機にして皇帝の怒りと嫌悪を買ってしまう。

皇帝の寵愛を失った瓔珞は生活も激変し皆から侮られる。

さすがの瓔珞も諦めきったかと思われたが傷つけられた明玉を守るために再び戦い始める。

 

ここから皇太后・(現)皇后・瓔珞のバトルが繰り広げられていく。三人が三人とも魑魅魍魎の如くで面白い。

 

ここでまたもや『如懿伝』との重ね合わせですが『如懿伝』での令妃が最初勘違いして薬を服用していたことがありました。

皇帝が別の妃嬪に与えていた薬を妊娠薬と思い盗んで自分も服用していたがなかなか妊娠しない。おかしいと思っていたらなんとそれは逆の不妊薬だったという話です。

『如懿伝』での令妃がお馬鹿なことを示す一例ですが皇帝にも陰謀があることをあちらの令妃はきづかなかったのですね。その後令妃は慌てて泣く泣く本物の妊娠薬を飲みやっと子どもを授かります。

本作でも過程は同じなのですがそれは本作の令妃が自ら望んだ不妊薬でした。しかしうっかり勘違いで不妊薬を飲み続けていたのと敵討ちのために飲んでいたのではまったく違う演出です。

 

そして確かにあちらでも令妃が皇太后に取り入る話はありましたが本作では皇太后が令妃の面白さに惚れ込んで可愛がるという真逆の感覚になっています。

筋が同じなのに中身は異なる、というのは面白いですね。

 

さてここで瓔珞の義兄弟・袁春望が裏切り皇后に取り入っていたのだという話になっていきます。

これはいったいどうなるのか、袁春望と進忠も似ているようでまったく異なる印象です。

 

そしてまたもや瓔珞は円明園に皇太后と共に身をひそめていましたが新しいライバルが登場したとの知らせを受けて紫禁城に戻るのでした。

 

新しいライバルですと?