久しぶりにまた観ました。
永井豪原作マンガが大好きな私ですが、(あのへんてこな昔のアニメも大好きです)
湯浅監督『デビルマン』は素晴らしいリメイクで圧倒されました。
いろいろネタバレです。
ご注意を。
今回はタイミング的にキュアロン監督『ローマ』後に観たので男性世界と女性世界の対比としても感じることになりました。
キュアロン『ローマ』では魅力的なマッチョであった男性も結婚して4人の子供を作ることになった男性も女性たちの愛の核になり得ませんでした。
そして男性不在のまま愛の存在を確信したという結末です。男性は不要なんです。
ところが『デビルマン』では昔も今も男(つまり不動明・デビルマン)は女(つまり美樹ちゃん)の愛を絶対必要として悪魔軍団と大戦争の果て死にます。
残されたのは男女の性を持つ飛鳥了・サタンのみ、という結末で異性の愛なしに世界は成り立たないことを表しています。
どちらも素晴らしい作品だと私は思っています。
なのに結末は真逆。
さてどう考えていけばいいのでしょう。
でも「美樹ちゃん」は素晴らしい女の子でした。
つまりはそこですか?
正直、あんなに魅力的な女の子そうそういませんです。