ガエル記

散策

『マトリックス』ラリー・ウォシャウスキー アンディ・ウォシャウスキー

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相変わらずアリとデイブの陰謀を聞いているんですがあまりにも『マトリックス』が出てくるので(そうでもない?)以前観てはいるのですがもう一度確かめたくなって鑑賞しました。

この映画自体それまでの様々な映画要素、特に香港映画カンフーアクションさらにはワイヤーアクション(この映画までは「香港の安っぽい吊り下げアクションと笑われていたのがこの映画で突然素晴らしいアクション効果のひとつとなった気がします。ハリウッドによる認証で理解できるってことですね)が名誉を与えられるようになりました。

もともとの香港映画ファンとしては結構本作のカンフーとワイヤーは甘い気もするのですが。衣装もどうもしっくりしていないし。

が、まあそこだけじゃなく今見ると全体的にぎこちない気もいたしますがそれでもこの映画ひとつがそこから先の映像世界を変えてしまったのは間違いないですし日常と意識世界、現実と虚構といったカラクリを考えさせられていくのです。

 

救世主を信じるか信じないかというキリスト教世界の鉄壁定番がここでもまた繰り返されます。

それで言うならモーフィアスは彼を育てた父親であり、トリニティーは恋人というよりは聖母マリアを意味しているのではないでしょうか。

 

もちろんユダもいるわけです。

数えてないけどその仲間は12人でしょうか。

 

それにしてもキアヌー・リーブスがなんとも若くて可愛らしい姿です。救世主をアジア系にした、というのもキリスト神話に基づいたものというのはこじつけすぎでしょうか。しかしその気持ちは少しあった気がします。

しかし先日はシッダールタになっててこちらではイエス・キリストの再来かという凄い方ですキアヌー・リーブス。よく浮浪者みたいな感じで撮られていますがw

同じ感じでしょうかね。

 

久しぶりのマトリックス楽しみました。