ガエル記

散策

『リチャード・ジュエル』クリント・イーストウッド その2

とはいえリチャードが痛々しいのは「さえない男」だからではなくて「立派なアメリカ市民の鑑」だからなんですよね。

彼はいわゆる保守の人ですね。アメリカ魂を持った男性なわけです。

正義を愛し、銃を信じ、アメリカ政府を尊敬している人物です。お母さんもそういう人物でそういう育て方をしたのでしょう。

彼はまっとうな考え方をしている人なのです。だからこそ母親を大切にし、弱き女性に親切です。コンサート会場でも妊婦さんや黒人の母娘に思いやりのある言葉をかけていました。

銃を所持し訓練していたのもアメリカ男性としては正統派と言っていいはずです。

法律の勉強をし国民を守る仕事につきたいと志願する男性で自分が逮捕されてしまうことは他人を守ろうとする人がいなくなるのだと心配しているのです。

 

弁護士ワトソンはそんなリチャードとは違うタイプの人間だと思いますが彼のあまりにも純粋な愛国精神に苛立ちながらも感動しているのだと思うのです。

今ならリチャードはきっとトランプ支持者でしょうし、日本で生まれているのなら圧倒的自民党支持者で安倍政権では安倍総理を菅政権では菅総理を応援する単純で素直な愛すべき人なのです。

 

日本にもいますね。安倍総理を愛するがあまり投獄されてしまった方が。

 

しょーもないなあ、とも思いますが怖ろしいのは政府とメディアの人間であるということです。

 

リチャードさんのその後の人生が(早く亡くなられてしまったとのことですが)幸福であったらいいな、と思います。