ガエル記

散策

『ブレイキング・バッド』シーズン1からもう一度 その9

世界が大きく変わっていく。ついにシーズン4に入りました。

 

 

ネタバレしますのでご注意を。

 

 

 

 

スカイラーはすっかりウォルターがアウトローである存在として認知して対処し始める。

ウォルターとしては「良き夫」として存在したいので本来ならば受け入れがたいがあきらめるしかない。

 

ガスが作った完璧なラボで従業員として勤務する。ただしガスが助手として用意した化学者のゲイルがウォルターは気に入らない。十分な科学知識を持ち従順な助手の彼よりも常に反抗的で考えが足りないジェシーのほうがなぜか必要なのだ。

もちろんウォルターのような家父長男にはジェシーのダメさ加減が逆に心地よいのだ。

 

そして仕事よりも愛情を優先するジェシーは新しい恋人アンドレアの幼い弟(11歳)が麻薬の売人をやっていたことでまたもや騒動を起こしてしまう。

ガスの手下が子供を組織に入れていることに激怒したことでその弟は逆に抹殺されてしまったのだ。

仇討ちをしようとするジェシーを止めるためにウォルターはその手下どもをあっけなく殺してしまう。

そしてガスの怒りを買ったウォルターを助けるためにジェシーは震えながらゲイルを殺す羽目になる。

なぜならゲイルを殺せばウォルターの技術を知っている者はいなくなるからだ。

 

あっけなく殺人を犯すウォルターと激しく葛藤するジェシーという対比が示される。

 

ずっと地獄だったけどこれから更なる地獄が始まるようだ。