ガエル記

散策

『A2』完全版 森達也

『A』のその後。

なんだろうこのごたごた感は。つまり世の中はごたごたしている、っていう話ですか。

 

あの恐ろしい事件を起こした教団と彼らを追い出そうとする住民たち。

しかし争っている間に奇妙な友情(?)みたいなものが生まれてくる。

 

いきりまくっている右翼団体と警察のごたごた。

 

そして相変わらずごたごたと散らかっている。

掃除をまったくしてない感はその通りのようで途中初めて拭き掃除をする場面が出てくるのだがなんと森氏が「初めて床を拭いているのを見た」と言うのだ。

長い時間接近していた森氏が初めて見たとは。掃除って修行の初歩の初歩みたいなものだと思っていたのだがこの宗教はまったく違うようだ。

とりあえず今回もとにかく部屋が散らかっている。そして嘔吐の修行風景が映し出される。

こんなところに嫌悪感を覚えるのは正しいことなのか見当違いなのか。

森氏も狙ってそう見せているのか。

現在はこの頃よりもっと清潔感が気になってしまうようになった。コロナ期になってますます人々はクリーンさを求めているのではないだろうか。

的外れと言われそうでもありそこがこの団体のダメな部分のようにも思える。

生活がきちんとできていない幼稚さにも思えるのだ。