孔明!表紙絵2回目、と書きたいですが魯粛さんがしっかり描かれてるのでこれは1・5回目ですねw
何故魯粛さんとのツーショットなのかw
魯粛さんいいですよね。好きだー
ところで現在の我々に孔明のイメージを抱かせているのはやはり横山孔明なのではないでしょうか。
『パリピ孔明』でも特にダンシングパートは明らかに横山孔明を彷彿とさせていましたよね。
ネタバレしますのでご注意を。
周瑜は自分を曹操につけようとして訪れた幼馴染蒋幹を逆に利用しようと画策する。
蔡瑁が送ってきたと見せかけた偽手紙に「曹操の首を討ち呉陣に献ぜん」と書いて蒋幹に読ませさらに蔡瑁からの密偵の知らせをわざとこそこそ話して聞かせる。
蒋幹から「蔡瑁の裏切り」を聞いた曹操は怒りですぐさま蔡瑁の首をはねた。
これで水軍に詳しい者は曹操軍からいなくなってしまったのだ。
すべて周瑜の策略だった。曹操の水軍を偵察した周瑜は蔡瑁の知識を恐れ手を打たねばと思ったのだ。
驚くほど計略は上手くいったが周瑜が気になっているのは孔明がこの策略をどう思っているか、だった。
果たして孔明はすべてすっかりお見通しだった。孔明は周瑜が魯粛を差し向けることまで予感していたのだ。そして蒋幹を用いて細胞を除いたことはまことに大成功と褒めたたえる。そして魯粛に「孔明がこの度の計を知っていたとは言わないでください」と伝えた。「もしそれと聞けば提督はまたこの孔明を害そうとなさるに違いありません」
そうなのです。この魯粛さんが間に入っているから孔明と周瑜のやりとりが面白くなるのですね。
魯粛は孔明がすべてを知っていたことを周瑜に話す。案の定周瑜は孔明をいかにして殺害するかとつぶやくのだった。「たとえば任務に失敗した時とか・・・」
ほーう。ここからあの有名な十万本の矢、に行くわけです。
孔明の名場面ですなあ。
無理難題を言いつけたい周瑜は軍議において将軍たちの面前で「十万の矢を作ってくださらぬか」と言い出す。「十日のうちにできますか」と。十日で十万本の矢を作るなど無理を承知の上でだ。
「十日?」と聞き返す孔明に周瑜は薄笑いを浮かべる。しかしさらに孔明は「明日どうなるかわからないのが戦。十日などと言わず三日間で作り上げましょう」
これには周瑜も呆れ「冗談を言っているのか」「いやこのような重要な席でなぜ冗談など言いましょう」と言い孔明はさらりと軍議の場から出ていった。
翌朝魯粛が孔明の元へ訪れた。孔明は洗顔して後魯粛を見つける。「あなたも人が悪い」と話しかけ「おかげで周提督から三日のうちに十万の矢を作るよう命じられました」
魯粛はそれはあなたが言い出したのではないかと慌てる。
孔明は微笑みながら「そこで兵五・六百と船二十余艘お貸し願いたい。船ごとに兵を三十名のせさらに藁人形を積み青い布で船をおおってもらいたいのです」
「ただし周提督には内密で」
魯粛にはさっぱりわからなかった。
が、周瑜はわからないまま面白がりどうなるのか観てみようとなった。
孔明の注文通りの準備が整ったが約束の日は明日。
孔明は風を見ていた。
夜になり心配する魯粛に孔明は曹操の陣まで一緒に来てくださらんかと誘う。
船が出された。
布で覆われた船の様子に魯粛は「まるで覆面をした船のようですな」と言う。
折しも霧が深くたちこめてきた。
曹操は深い霧を警戒していた。そこへ呉軍の船の夜襲だと報告が入る。
曹操は駆け付け深い霧の合間に船の姿を見た。
「ようし。矢の雨を降らせてやれ」曹操の号令で限りない矢が船に打ち込まれる。
その矢は孔明らが乗る船の藁人形に次々と当たり船はハリネズミの如くとなった。
周瑜潔いw
恐れ入った周瑜は孔明に頭を下げて曹操軍を討つための知恵を授けて欲しいと願い出る。
私にも計がないわけではないが提督にもあるでしょうと言う。
あることはあるがという周瑜に孔明は「ではそれぞれ自分の手にその計を書いて見せあおうではありませんか」と提案する。
それは面白いと周瑜は硯と筆を渡し自らも書く。
「では一緒に開きましょう」
どちらの手にも「火」の一文字が書かれていた。
良い絵だー
さて曹操はこれを知ることになる。
悔やむ曹操に部下が提言したのが「埋伏の毒」
蔡瑁の甥っ子ふたりを呉軍に逃亡させ内部から攪乱させるという計略である。
曹操から逃げてきたという二人を見て周瑜は受け入れる。魯粛の疑問にも周瑜は「疑うこともないだろう」と大笑して去る。
不安になった魯粛はすぐに孔明を訪れるが孔明は「魯粛殿はいらぬ心配が過ぎる」と苦言。
蔡瑁の甥っ子の降伏はあきらかに偽りだが周提督は見破って絶好の囮と考えての言動と解き明かす。「わざと計に乗った顔をしてあべこべに利用しようと考えているのでは」
ひろゆきと我々。
魯粛さんは私たちの代表です。
孔明さん「ありゃりゃ」って顔。
さて次に周瑜がとった計略は孔明と同じだった火の攻略の布石のためではあるが当人が老体でもあるのでマンガとはいえ見てて辛いものがありました。
呉に長く仕える黄蓋は周瑜と計略を練りあえて自分の老体を犠牲にする。
周瑜と口論し罰として百叩きの刑を受け周囲の同情を買う。
闞沢のみに事情を話し曹操への降伏の手紙を託す。闞沢はその使命を果たして戻るがうまくいったのは蔡瑁の甥っ子たちの諜報のせいだろうと気づき彼らを引き入れようと画策する。スパイを騙すわけである。
狐とタヌキの化かし合いの中周瑜は孔明と並び称される人物龐統を招いていた。
周瑜が曹操軍を打ち破る策を問うと龐統も「火計しかない」と答えた。「ただし全部を焼かなけらばならない」
それにはどうするかという問いに龐統は「連環の計」と答える。船を一か所に集め鎖でつないでしまうのだと。
しかしそれをどうやって行うか、龐統は行動していく。
さて今日はここまでですが続きます。