ガエル記

散策

夏のおわりの日々

f:id:gaerial:20190828071532j:plain

酷い雨ふりが続いています。

突然豪雨になったり止んだかと思うとまたしょぼしょぼ降り出したり、そんな感じがずっと何日も続いています。

それだけならいいのですが、古い家に住んでいるので雨が酷いとあちこちで雨漏りしてしまう不安感を持ちながら過ごすのは結構つらいものがあるのです。

 

そんなちょっと気持ちが下降気味な時に選んだ本もネトフリで選んだドラマもいまいち面白くないのはどういうことでしょうか。

面白くない、というより自分が集中できないでいるようにも思えます。

 

ちなみにネトフリドラマはドイツの『ダーク』というもので先日「ハーメルンの笛吹き」の話に興味を持ったところだったので繋がりでそういう話かと期待したのに違っていた、という自分勝手ながっかりでもあったのですが。

暗く重い感じは大好きなのですがそれほど惹きこまれるものがないままにシーズン1終わってしまい、2に入ったのですがもうこれ以上観続ける気力がなくなってしまいました。なにか良いものがないかと探しましたが全然出会えないままです。

仕方ないので録画したものを持っていますが『ク―リンチェ少年殺人事件』観ています。やはり素晴らしい映画は心を癒してくれますね。

なぜ良い映画は空気や匂いや音がリアルに感じられるのでしょう。不思議です。

 

この映画の画面を観ている時は美しさに酔えますが、ツイッターやテレビ報道などを見ると世界はあまりにも不穏で怖ろしくなります。

ネットは人が何を考えているのかを教えてくれる便利な機能ですがあまりにもすべてが判りすぎてぞっとします。

もちろん逆に良い人がたくさんいることも教えてくれるし、なにより私のような片田舎に住む人間が世界のいろいろなことが判る利点のほうがはるかに貴重なので止めることはとてもできないわけです。

 

 物凄い暑さに参っていた時は熱気が去ってくれればとばかり思っていましたが、やっと熱さが和らぐとその苦しみから逃れられた嬉しさを感じるより別の不満が鬱陶しくなるのはどうしたものでしょう。

 

反日とか嫌韓とかで罵り合うのはいい加減やめてほしい。日本という国がほんとうに悲しいほど経済も心も激しく降下していくしかないのだとしても私たちはなんとか生きていくしかありません。

外交だけでなく国内でもいつまで経ってもいじめや性差別や性暴力などの弱い者を攻撃することで己のストレスを発散 するのはなくならない。もうすぐ夏休みも終わることがひとつの不安になっています。

 

映画を観ることで少しだけ心がやすまるのならそれがいいのではないでしょうか。

 

しばらく『ク―リンチェ少年殺人事件』観ていこう。