ガエル記

散策

『進撃の巨人』28巻まで

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進撃の巨人』28巻まで読みました。ちょうど今無料サービスが行われているんでそれみたいに思われそうですが、私は自分で買った紙の本をそのままにしていただけだったのを読み終えたところです。

 

えっとネタバレなのでご注意を。

 

 

って読んでなかったのかよってツッコまれそうですが、実は23巻になって突然流れが変わってから読めずにツンドクしてたんですね。

22巻でエレンたちが海に行ったとこで止まってたってやつです。結構この手の方多かったりしませんか。

アニメで後追いしながら読み進めていたのですがそこから先に進めずにいたのですが、昨日23巻を手に取ってみたらなぜか急に中に入れて読み進めてしまいました。

なんですかこれ。

うーん。

年を取って急にマンガや小説が読めなくなってしまった気がするのですが、興味が持てないのは仕方ないとしても好きでも読めなくなるのか、とかなり凹んでいたのがまるで薬でも飲んで作用したかのように内容が頭に入ってきましたよ。

 

よく判りませんがよかったです。とりあえずここまで読んでから29巻買おうと思っていたので近々買いに行かねばです。

 

しかしまじで。

23巻から先の『進撃』は凄すぎてちょっと「コレ描いていいんだろうか?」と思ってしまう感があります。

禁断の書、と言ってもいいくらいの「言っちゃいけない部分」のように思えてしまうのですね。

昔昔子供の頃、『海のトリトン』をアニメで観ていてトリトンが可愛くてかっこよくて大好きだったのですが、ごく普通に正義の味方的な感覚で観ていた少女にとってあのラストの衝撃は何とも言えず「世界の秘密」を知ってしまった怖ろしさがありました。

 

進撃の巨人』の場合は単純な正義と悪の入れ替えではなく、もはやなにがなんだかよくわからない気がします。

人は必ず自分を正当化するために言い訳を考え自分に近い人を正義とし、敵対する者を悪とするわけで、視点を移せばその人もまた同じことを考え、そしてそれに賛同しないものを劣性と認定していくことを繰り返す。

その意識を子孫にも残そうとするが子孫たちにもそれぞれの思惑があるために物事と歴史は絶えず歪み修正され変化していく。

 

ところで諌山創という作者の名前ってまさしく『進撃の巨人』を作り上げるための名前のようです。

 

リヴァイ兵長好きです。