ガエル記

散策

『かげきしょうじょ!!』第二幕

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おもしろいです。

思えば日本では高校生ものアニメって掃いて捨てるほどありますが同じ10代後半世代の各種学校ものというのはあまりないと言っていいのではないでしょうか。

実際には看護、服飾、競馬など(思いつく限り)そして本作のモデルである(でしょう)宝塚音楽学校のように歌劇団に入るための専門的な訓練を行う学校の物語作品がもっと増えても良いように思えるのですが。

日本のマンガアニメは「誰もが共感できる」ことがまず初めの条項としてあるのでどうしても誰もが行く誰もが行った経験のある「普通の高校」が舞台になってしまうのでしょう。

ならばどうしてバトル物が多いんだ?そんなにバトルしてんのか?という話になりますが、最初は普通の高校だったりしたりするのかもです(テキトー)

みんな同じ年齢同じ地域が基本の「普通の高校」とは違い各種学校になれば年齢も出身地も違ってくる各種学校はそれだけでも色々な学びがあるように思えます。

 

さてさてそんなこともあってアニメ『かげきしょうじょ!!』はいろいろ面白く拝見しています。

同時にマンガ本も並走しているのですがあまりネタバレしたくない気もしてちびちび読んでいます。

が、すでに一巻はじめからしてかなり内容が違います。原作既読者はどう思われているのでしょうか。とはいえアニメの設定と始め方もなかなか悪くないようにも思えます。

 

原作は元気な渡辺さらさが主人公ですがアニメで元アイドルで男嫌いの奈良田愛が導入部で突拍子もないさらさを「見る」位置づけとして存在するというのは私としてはとてもわかりやすくそれこそ共感できる設定でした。

 

第一幕はそうした説明を盛り込んでいて大変なボリュームでしたが第二幕はすっかり学校内の話となっていてある意味原作どおりになってもいて落ち着いてきました。

原作を観てしまうとどうしても絵柄が原作のほうがさすがに魅力あるのがわかってアニメ絵が平板に感じてしまいますがそれでもやはり頑張って描いてる感じです。

最後のキモオタくんが今後どのように物語に絡んでくるのかという不安も入交りマジで期待大のアニメになってきました。

 

 追記:とりあえず大急ぎ(というか遅いけど)で訂正を。

記事中に「が、すでに一巻はじめからしてかなり内容が違います。」という一文を書いていますがこれは間違いでした。

ツイッターで教えていただいたのですが。

 ということでした。

 ジョナ10.5Kさん、ありがとうございます。

原作をよく調べずに読み始めたので物語の流れを把握しておりませんでした。

 

 シーズンゼロをチラ見したら確かにアニメのとおりに始まっていました。

相変わらずこういうところを間違えてしまいます。

作者・斉木久美子さんも初めて知ったのでなにもかもよくわからない。

これは久しぶりに新鮮な体験です。